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"120億円の契約を取った帰りにクビになった" 第4話

私はゆっくりと相沢の方を向いた。

たい線をぶつけた。

「法責任?」

「相沢部、まず法律を確認してください」

「これは野会の求めで、私が個として署名した技術履確約です」

「署名欄にあるのは、私の名だけです」

相沢は顔を赤らめ、反論しようとした。

「だからそれは業務の環で」

私は言葉を被せるようにく言った。

「業務の環だった私を、そちらが方に解雇したんです」

「辞めたが個の確約を撤回する。契約も労働法も何の問題もありません」

「私の個な権利が、いつから会社の資産になったんですか?」

相沢はをけたまま反論できず、助けを求めるように黒川の方を見た。

黒川が歩にた。

顔には、なんとかを取り繕おうとする、引きつったような笑みが浮かんでいた。

「まあまあ瀬君、落ち着いて話そうじゃないか」

「相沢君も規定通りにやっただけなんだ」

「最コンプライアンスが経費を抜き打ちで調べてね」

「君の精算に続きの備がいくつか見つかった」

「会社としては財務リスクをげるしかなかったんだよ」

黒川はそこで声を図にらげた。

「もちろん君の功績はみんな買ってる」

「120億だ。本当によく頑張った」

「だからね、残りの付属類にもう度署名して、引き渡しを済ませてくれれば」

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「退職や賞与のことは、私と社で改めて検討する」

私は黙って聞いていた。

しかし、聞いているうちに胃のあたりがムカムカとしてきた。

私は黒川の目を正面から見据えた。

「黒川専務」

「に刀を持たせて切らせるのも、渡ったを落とすのも、随分て慣れていらっしゃいますね」

私は歩彼にづいた。

「州にく、事承認を持ってきてこうおっしゃったのは専務です」

「野会の案件さえ取れれば、費用は全部会社が持つ」

「続きは戻ってからえればいい、と」

「それが契約をに入れた途端、相沢部に続きの話を持ちさせて、規定違反の札を貼って私を解雇する」

「そのでの学をてきたばかりのご親戚をプロジェクトに入れて、私の席に座らせる」

「120億の実績はそのまま専務のものになる。そうですよね」

黒川の顔の笑みが、しだけ張った。

「言いがかりだ」

「瀬君、証拠もないことを社ので言うもんじゃない」

「事承認ね、続きの備があったんだ」

「宿泊のランクも会の単価も、規定の限を超えていた。晩で40万の料亭なんて、どう説するつもりだ?」

私は顔を横に向け、再び相沢を睨みつけた。

「説なら承認にいてあります」

「相沢部。コンプライアンスに回した調査資料に、事承認はついていましたか?」

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相沢は揺したように、瞬きを繰り返した。

「い、いや」

私は酷に事実を確認した。

「精算と領収の束だけで、承認というのは特に付いていなかったということですね」

相沢は言い訳を探すように目を泳がせた。

「それは、私が受け取った資料には、ということで」

その、久社のい声が内に響いた。

「待て」

久は眉にいしわを刻んでいた。

「その承認なら、俺も判を押した」

「黒川が持ってきて、俺のに置いたんだ。料亭の限をすことも、宿のランクも全部いてあった」

「相沢、それが調査資料に入っていなかったのか」

相沢は怯えたようにを縮めた。

「は、はい」

「私のところには」

相沢の言葉に被せるように、黒川が焦った声をした。

「相沢君。もういい」

黒川は久の方を向き、必に取り繕おうとした。

「類の備はで経理と詰める」

「社、今はそんな細かい話をしているじゃ」

久は鋭い声で黒川を遮った。

「細かい話だと」

久はちがり、黒川の顔を険しい目で睨みつけた。

黒川はハッとしてを閉じた。

腹の内を社ので完全に言い当てられ、黒川の顔がみるみる青ざめていった。

それでも黒川は虚勢を張るように、デスクの端をバンと叩いた。

私に向かって吠えた。

「瀬。たらめを言うな」

「のに向かっての聞き方に気をつけろ」

「会社は制度で回ってるんだ。お1の柄で回ってるわけじゃない。いい加減にしろ」

これまで黙って状況を見ていた久社が、ついに机をく叩いてちがった。

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