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"学費120万円をくれた伯父と、土地を狙う伯父" 第21話

でも今は違いました。

助けることと、代わりに決めることは同じではありません。

私はおじさんの希望を聞いてからくと決めていました。

昼、私は母へ話をしました。

9の便箋が見つかったことを伝えると、母はしばらく黙っていました。

「そんなものを残してたの」

「お母さんはらなかった?」

「そこまではらなかったよ」

母は、奨学の資料をおじさんへ見せたことだけは覚えていました。

私が返さなければとい続けていたことも、母はっていました。

「止めなかったのは悪かったかな」

母が言いました。

私は首を振りました。

話なので見えないのに、自然にそうしていました。

「私が自分で決めてたことだから」

18歳の私は、返すつもりだとわなければ受け取れなかったのです。

その気持ちまで、違いだったとはいませんでした。

ただ今はもう、同じ考えにしがみつく必がありません。

「おじさんが、次のに回せって」

私が伝えると、母はさく息を吐きました。

「公平さんらしいね」

その言だけで、母にもが伝わった気がしました。

話を切った、私は封筒を鞄の奥へしまいました。

このおをどう使うかは、まだ決めませんでした。

した勢いで誰かへ渡せばいいわけではないとったからです。

おじさんが私にしてくれたことは、目ののを見て、必なに必な分を差しすことでした。

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私も同じように、相の事を見てから決めたいといました。

その初めて、10の自分をしれた所から見られました。

私は助けてもらったであることを、い荷として抱えていました。

けれど、助けてもらったことは恥ではありません。

その助けを自分のだけで終わらせなければいい。

そううと、120万円という数字がし違って見えました。

午、私は公平おじさんと緒にのを歩きました。

歩く速さは、昔よりかなりゆっくりでした。

玄関の段差では、度を止めました。

私はをしかけてやめました。

おじさんが自分でがれるかどうかを見ました。

しはかかりましたが、すりの代わりに壁へをついてがりました。

「ここ、毎きつい?」

私が聞くと、おじさんはし考えました。

「のは嫌だな」

初めて困っていることを、1つ言葉にしました。

私はノートを取りしました。

「勝に何かつけたりしないから、困るところだけを教えて」

おじさんは眉をげました。

「調査か」

そう言って、私は笑いました。

庭からのへ戻り、呂、階段、台所と1つずつ見ました。

私は直した方がいい所を決めるのではなく、おじさんがどこで困るかを聞きました。

い棚は取りにくい。

呂からちがるが。

買い物はを使えないが増えて困る。

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事は作れると面倒ながある。

しずつ、今の暮らしが見えてきました。

おじさんは施設へ入りたいとは言いませんでした。

反対に、何が何でも1で全部やるとも言いませんでした。

「ここにいたい」

最におじさんはそれだけ言いました。

その言葉を聞いて、私はようやく次にやることが見えました。

私はノートを閉じました。

120万円を返すことは、もう私の役目ではありません。

今のおじさんに必なのは、私が恩を理由に活を取り仕切ることでもありません。

本が望む暮らしを続けられる方法を、緒に探すことです。

私はおじさんの正面に座りました。

「じゃあおじさん」

おじさんがこちらを見ました。

私は1つずつ聞くつもりで、最初の質問をしました。

「今番困ることは何?」

おじさんはすぐに答えず、しばらく考えてからをきました。

その答えから、私たちは初めておじさんのこれからを、本の言葉で決め始めることになりました。

「番困るのは呂だな」

公平おじさんはし考えてから、そう答えました。

私はノートの番に「呂」ときました。

「次は?」

「階段も面倒だ。買い物はに乗らないは困る。事は作るのが面倒ながある」

私はおじさんが答えた順番を変えずにきました。

直した方がいい所を私が決めるのではなく、本が困っていることを先に並べるためです。

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