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"学費120万円をくれた伯父と、土地を狙う伯父" 第17話

「俺を疑ってるのか」

「疑うかどうかではなく、おじさん自が決めるために確認するだけです」

私はそこで初めて、自分のを言葉にしました。

公平おじさんを助けるために、代わりに全部を決めるつもりはありません。

だからこそ、誰か1の説だけで施設や売却を決めることもしません。

話を切ると、公平おじさんが私を見ました。

「面倒になったな」

「しね」

私は笑いました。

「でもおじさんのだから」

おじさんは何も言いませんでした。

私は提案を元の封筒へ戻しました。

10、私は正尾おじさんを、厳しいけれど現実を優先するだとっていました。

今も、その考え方自体が全部偽りだとはいません。

ただ、自分の利益がなる話であることを伏せたまま、の暮らしを決めるのは別です。

そのから私は、正尾おじさんを、公平おじさんの将来を任せられるなとは見なくなりました。

次に確かめるべきことは1つでした。

公平おじさん自が、これからどこでどう暮らしたいのか。

それを聞かないままめていい話は1つもありませんでした。

正尾おじさんとの話から数経ち、公平おじさんの活はし落ち着きました。

私は朝と夕方に様子を見ながら、買い物や事で本当に困っていることだけを伝いました。

何でも先回りしてしまうと、おじさんが自分でできることまで奪う気がしたからです。

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おじさんも、頼みたいことがあるだけく言うようになりました。

「牛乳だけ買ってきてくれ」

「分かった」

そんなやり取りが増えるほど、私は10とは違う形でおじさんと向きっている気がしました。

そのの午、ががり、縁側から湿ったの匂いが入ってきました。

私は京から持ってきた鞄をきました。

奥には、まだ120万円の入った封筒が残っています。

ここへ来た目を、私はようやくいすことができました。

倒れていたおじさんを見つけてからは、渡すではないとっていました。

けれど退院して数が過ぎ、おじさんも普通に会話できています。

今なら話せる。

そう判断しました。

私は封筒を持って、居へきました。

公平おじさんは聞を読んでいました。

「おじさん、ちょっといい?」

おじさんは聞を畳みました。

私は向かいに座り、封筒を机のへ置きました。

「これ、受け取ってほしい」

おじさんは封筒を見ました。

「なんだ」

「10のお」

私は度息をえました。

「120万円、用してきた」

おじさんはすぐにはを伸ばしませんでした。

「何の話だ?」

私は冗談かといました。

「学の、してくれたおだよ。覚えてる?」

「じゃあこれ」

私は封筒をおじさんの方へ押しました。

おじさんは指先で封筒を止めました。

そして、そのまま私の方へ押し返しました。

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「いらん」

私は言葉を失いました。

「どうして?」

「どうしても何もない」

「でも、10かけて貯めたんだよ」

「おのだ」

「違うよ」

わず声がくなりました。

「これは、おじさんに返すために貯めたおだよ」

おじさんは私の顔を見ました。

「返す?」

「うん」

「何を?」

その聞き方に、私はし腹がちました。

忘れたふりをされているようにじたからです。

「だから、120万円」

「それは分かってる」

おじさんはい声で言いました。

「俺は、貸した覚えがない」

私は机のの封筒から目をせませんでした。

聞き違えたのかといました。

「貸した覚えがないって、どういう?」

「そのままだ」

「でも私、借りたつもりでいた」

「それは、おが決めたことだ」

言い返せませんでした。

確かに、10に借用をいたわけではありません。

返済期限を決めたこともありません。

毎いくら返すという話もしていません。

それでも私はずっと、借りたのだとっていました。

受け取るに、いつか返すと自分で決めたからです。

「おじさんは、返して欲しくなかったの?」

「最初からそんな話はしてない」

おじさんは封筒をもう度、私へ押しました。

「学へくに使えって渡した」

「でも豚まで売ったでしょう」

「売った」

「だったら、余計に返さないと」

「なんでだ?」

おじさんは首をかしげました。

10と同じでした。

事なことほど、おじさんはくしか言いません。

私は封筒を握りました。

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