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"学費120万円をくれた伯父と、土地を狙う伯父" 第16話

ただ、昔の話を持ちして責めるつもりはありませんでした。

今必なのは、公平おじさんの活を誰がどう考えていたのかをることです。

「とを理するというのは、売るってことですか?」

「そうだ」

おじさんは迷わず答えました。

「買いたい相もいる」

私はその言葉だけを、覚えておくことにしました。

話で問い詰めても、確かめられる事実は増えません。

「わかりました」

そう言って話を切りました。

そのの午、私は公平おじさんに今の話をしました。

おじさんは居の子に座り、黙って聞いていました。

「正尾おじさんから、施設に入ってとを売ったらどうかって言われてたの?」

「ああ。断った」

「断った。どうして?」

おじさんはし考えてから答えました。

「まだここで暮らしたかった。それだけだ」

私は、正しいとか違っているとか言いませんでした。

その代わり、もう1つだけ聞きました。

「売る話の類って、残ってる?」

おじさんは棚のを指しました。

「そこに入ってる」

私は勝にけず、おじさんに確認しました。

「見てもいい?」

「いい」

許をもらってから、私は古い請求や固定資産に関する通などを1枚ずつ分けました。

そのに、会社名の入った封筒がありました。

差を見て、が止まりました。

正尾おじさんの会社でした。

には、の取得についての提案が入っていました。

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対象は、公平おじさんののろに続くを含んでいました。

私は付を確認しました。

1、おじさんが脳梗塞で入院したの期でした。

「おじさん、この話、正尾おじさんの会社からだったんだね」

「ああ」

「最初からってたの?」

「会社が欲しいとは聞いた」

私は提案を机へ戻しました。

そので額だけを見て、いとかいとか決めつけることはしませんでした。

の値段は所や広さやとの接し方でも変わります。

私には判断できません。

でもこれで、1つだけ見え方が変わりました。

正尾おじさんはただ配する親族として、施設と売却をめていたわけではありません。

自分の会社が買いたいについて話していた当事者でもありました。

私は提案にかれた所と、周辺の図を見比べました。

すると、駅に着いたに見た備の板をいしました。

あのはただの事だとっていました。

私は公平おじさんへ尋ねました。

「この辺りの、変わる予定があるの?」

「そういう話は聞いた」

「詳しくってる?」

「俺はよう分からん」

おじさんの返事を聞き、私はそので推測を広げるのをやめました。

翌、自治体が公している備の資料を確認することにしました。

公されている報なら、誰でも同じ内容を確かめられます。

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資料を読むと、おじさんのそのものがになると決まっているわけではありませんでした。

ただ、くでの備が予定されていることは確認できました。

私は図と、提案の付を並べました。

正尾おじさんがいつからその計画をっていたのかまでは、資料だけでは分かりません。

その点は勝に決めつけないことにしました。

それでも、自社がを買おうとしているである以、公平おじさんの売却をめる話には利害が混じっています。

私はそこだけを事実として受け止めました。

夕方、正尾おじさんから話がありました。

「公平のにいるんだってな」

「はい」

「じゃあ、おからも言ってやれ」

「何をですか?」

「もう豚もいないし、あそこへみ続ける理由はないって」

私は窓のを見ました。

の伸びた庭の向こうに、使われなくなった豚舎が見えました。

「正尾おじさん」

「なんだ?」

「おじさんの会社が、おじさんのを買いたいんですよね」

話の向こうが、静かになりました。

数秒して、おじさんは答えました。

「それが何だ?」

「悪いと言っているわけではありません」

私は声を変えませんでした。

「ただ、を売った方がいいという話と、おじさんの会社が買いたいという話は分けて考えます」

「内だから、条件も悪くないようにしてやってる」

「それも、これから確認します」

おじさんの声が、しくなりました。

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