"学費120万円をくれた伯父と、土地を狙う伯父" 第13話
おじさんにも尋ねました。
「いつ転んだの?」
「朝だ」
「何くらい?」
「計、見てない」
私は分かる範囲だけをそのまま伝えました。
話の向こうから、無理に起こさずそのまま待つよう言われました。
私はい毛布を見つけ、おじさんの承を得てから掛けました。
「、む?」
「いらん」
「分かった」
そのになって、私はおじさんの顔をくで見ました。
10より頬が細くなり、髪にもいものが増えていました。
それでも、話で話す声からは像していなかった姿でした。
「どうして話しなかったの?」
わず聞いてしまいました。
おじさんは目を閉じたまま答えました。
「携帯が向こうだ」
線の先を見ると、棚のに携帯話がありました。
からでは届かない距でした。
ただそれだけのことでした。
けれど、1で暮らすには、その数メートルが助けを呼べない距になるのだと分かりました。
救急のサイレンの音がづいてきました。
私は玄関までて、救急隊のを案内しました。
質問されたことには、っている範囲だけ答えました。
「持病はありますか?」
「分かりません」
「んでいる薬は?」
「すみません。りません」
自分が何もらないことが、次々に形になりました。
おじさん本は質問に答えられましたが、途で言葉が途切れることもありました。
救急隊のが名と今の付を尋ねると、おじさんはゆっくり答えました。
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両腕をかすよう言われたには、片方だけしきが鈍く見えました。
それが転んだせいなのか、以からなのか私には分かりませんでした。
「普段からかしにくいですか?」
救急隊のに聞かれ、おじさんはく頷きました。
私は初めて聞く話でした。
さらに保険や普段の薬について確認されると、おじさんが寝の引きしを指しました。
私は本に所を確かめてから、さな袋を取りしました。
には保険証とお薬帳が入っていました。
勝にを読み込まず、そのまま救急隊のへ渡しました。
ほんの数分のやり取りなのに、私はおじさんの暮らしについてらないことばかりだと痛しました。
救急隊のは血圧や識状態などを確認し、医師と連絡を取って説しました。
「ご本、病院へきましょう」
おじさんは度私を見ました。
私は何も急かさず、返事を待ちました。
「分かった」
おじさんがそう答えました。
その言で、私はようやくし力が抜けました。
担架で運ばれるおじさんを見ながら、私は玄関の鍵と自分の鞄を確認しました。
鞄の奥には、返すつもりだった120万円の封筒が入ったままでした。
今はそれをす面ではありませんでした。
病院へ向かう内で、私は母へ連絡しました。
「公平おじさん、きてる」
最初にそれだけ伝えました。
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母は話の向こうできく息を吐きました。
「救急?」
「うん」
私は転倒して起きがれなかったことを説しました。
「私もそっちへこうか?」
「まだ丈夫」
私はそう答えました。
おじさんの状態も分からないまま、母まで急いで移させる必はないといました。
「診察が終わったら連絡する」
母は分かったと言いました。
話を切った、私は窓のを見ました。
返しに来たはずのおのことは、から完全に消えていました。
今必なのは、10の話ではありません。
今おじさんがどうしてから起きがれなかったのか。
これから1でへ戻して丈夫なのか。
その2つでした。
病院に着くと、おじさんは診察へ運ばれました。
私は受付で姪であることを伝えました。
本の識がはっきりしているため、必な説や同はおじさん本をにめられました。
私は待で呼ばれるのを待ちました。
20分ほどして、護師さんからおじさんが私を呼んでいると言われました。
部へ入ると、おじさんはベッドのにいました。
「げさになったな」
「朝から起きられなかったが言わないで」
私が答えると、おじさんはしだけ笑いました。
その笑い方を見て、ようやくいつものおじさんが戻った気がしました。
ただ、医師からの説はまだ終わっていませんでした。
検査の結果、しく起きたきな異常があるかどうかを確認している途だと言われました。