"学費120万円をくれた伯父と、土地を狙う伯父" 第11話
京をたは曇っていましたが、こちらではい差しがていました。
駅の景は、きく変わったところと昔のままのところが混じっていました。
代によく寄ったはなくなり、その跡には薬局が入っていました。
方で、駅の計台はがし褪せただけで、同じ所にっていました。
私は鞄のにある封筒へ、無識にを添えました。
120万円。
10にもらった額と同じです。
これを渡したら、公平おじさんはどんな顔をするだろう?
驚くかもしれないし、そんなものはいらないと笑うかもしれません。
私はそんなことを考えながら、駅で借りたに乗りました。
公平おじさんのまでは、駅からで30分ほどです。
昔は何度も通ったでした。
ところが、町れにづくと、見覚えのない事の柵が続いていました。
沿いには、今の備についてらせる板もっていました。
私は信号待ちのに、度だけ目を向けました。
この辺りも随分変わるんだな。
そのは、それ以のを考えませんでした。
おじさんのへづくほど、は細くなりました。
田んぼと畑のを抜けるに入ると、昔の記憶が戻ってきました。
子供の頃、父に連れられて遊びに来たです。
豚舎のくへくと、くからでも独特の匂いがしました。
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おじさんは仕事でも、私を見つけるとを洗っててきてくれました。
そんな姿をいしながら、私はをめました。
けれど、が見えてきたところで、私はアクセルからをしました。
最初に違を覚えたのは、庭でした。
の脇からが伸び、通の端まで覆い始めていました。
公平おじさんは昔から、庭を綺麗に飾るではありませんでした。
それでも、が通る所や玄関だけは、いつも邪魔にならないようを入れていました。
今は、伸びたがタイヤに触れるほどでした。
私はゆっくりと、を敷へ入れました。
次に目に入ったのは、豚舎でした。
音がしませんでした。
鳴き声も、餌の械がく音もありません。
窓の部は閉じられ、根の端には傷んだ箇所が見えました。
私はエンジンを切り、をりました。
辺りを見回しても、の気配はありませんでした。
「おじさん」
声を張ってみました。
返事はありません。
私はもう度、今度は豚舎の方へ向かって呼びました。
「公平おじさん、みさだよ」
やはり返事はありませんでした。
胸の奥に、さながまれました。
ただ、すぐに悪いことだと決めつけないようにしました。
買い物へているだけかもしれません。
所へ用事にっている能性もあります。
私は携帯話を取りし、おじさんの番号へかけました。
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呼びし音が続きました。
誰もませんでした。
留守番話に切り替わったので、私はく伝えました。
「公平おじさん、みさです。今、のに来ています。戻ったら連絡してください」
話を切ってから、私は自分の言葉に苦笑しました。
驚かせようとして連絡しなかったのは私の方です。
もしおじさんが町へているなら、帰ってきたに驚くのは予定通りでした。
それでも、庭と豚舎の様子を見たでは、のんびり待つ気になれませんでした。
私は豚舎の入りまで歩きました。
を覗くと、飼育に使っていた区画は空になっていました。
には古い具が片付けられています。
突然放りしたというより、養豚そのものを終えたのように見えました。
私は母から、おじさんが養豚をやめたという話を聞いた覚えがありませんでした。
おばがくなってからも続けていると、ずっとっていました。
私は京で、おじさんにはおじさんの活があると勝に線を引いていました。
々母から話を聞くだけで、それ以を確かめませんでした。
仕事は続いているのか。
1で暮らして自由はないのか。
そんな当たりのことすら、直接聞いたことがありませんでした。
鞄のの封筒が、急に違いなものにえました。
私は120万円を返すことだけが恩返しだと考えていました。
けれど、その相が今どんな毎を送っているのかさえ、私はらなかったのです。