"学費120万円をくれた伯父と、土地を狙う伯父" 第7話
おじさんはしだけ元を緩めました。
「簡単に渡してるように見えるか」
私は返事ができませんでした。
その言で、テーブルのの封筒が急にく見えました。
「これ、借りるってこと?」
おじさんはし考えるように私を見ました。
「今はそこまで考えるな」
「でも、期限が先だよ」
私は納得できませんでした。
借りるのかもらうのかも分からないおを、ただ受け取ることはできません。
けれど、入学続きの期限は待ってくれません。
私はその2つのでけなくなりました。
母がお茶を入れ直しながら、静かに尋ねました。
「公平さん、このおはどうやって用したんですか?」
おじさんのが、瞬だけ止まりました。
「用できたから持ってきた」
「そういうことを聞いてるんじゃありません」
母の声はくありませんでした。
それでも、聞くつもりがないことは分かりました。
おじさんはしばらく黙っていました。
やがて、私の方を見ました。
「みさ、いいか」
私はおじさんを見つめ返しました。
「学にったら、自分でやれることやるんだな」
「やるよ」
「奨学も使うんだな」
「うん」
「働くんだな」
「できる範囲で働く」
おじさんはく頷きました。
「なら、最初だけのを借りてもいい」
私は何も言えませんでした。
助けてやるという言い方ではありませんでした。
ただ、最初の歩にりないものを置いていくような言葉でした。
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母はまだ封筒を取りませんでした。
「返す方法を決めてからでは、だめですか?」
おじさんは首を振りました。
「今決めたら、みさが学へくから返すことばかり考える」
私は胸の内を見透かされた気がしました。
実際、もう毎いくら返せるか考え始めていました。
おじさんは、その考えを止めるように言いました。
「まず、け」
私は封筒を見ました。
まだを確認していません。
けれど、おじさんが1以かけて届けに来たことだけは、もう疑えませんでした。
しばらくして、おじさんはちがりました。
母が慌てて言いました。
「公平さん、まだ話が」
「今はそれでいい」
「よくありません」
珍しく母がく言いました。
おじさんは玄関へ向かいかけて、を止めました。
「じゃあ、みさが決めろ」
「私が?」
「使うか使わないか」
おじさんは卓の封筒を指しました。
「俺が決めることじゃない」
そう言って、玄関へ向かいました。
私はちがり、追いかけました。
「公平おじさん」
おじさんは靴を履きながら振り向きました。
「ありがとうって、まだ言えない」
「言わなくていい」
「でも、ちゃんと考える」
「それでいい」
軽トラックのエンジン音がざかるまで、私は玄関のにっていました。
へ戻ると、母は卓のに座ったままでした。
封筒はおじさんが置いた所からいていませんでした。
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母が私を見ました。
「どうする?」
私は子に座りました。
2まで、助けてくれるがいないことばかり考えていました。
今は逆に、差しされた助けを受け取っていいのか分かりませんでした。
それでも、おじさんは使うかどうかを最は私に残して帰りました。
私はしばらく封筒を見つめました。
そして母へ言いました。
「を見てから決めたい」
母はゆっくり頷きました。
私は初めて封筒へを伸ばしました。
そのだけでなく、おじさんが何を放してここへ来たのかを、私はまだりませんでした。
私は封筒のをゆっくりときました。
には、の帯がついた札束が入っていました。
1つではありませんでした。
母が息をみました。
私は数えるから、予していた額ではないと分かりました。
「これ、いくらあるの?」
母が封筒を覗き込みました。
私は札束を取りし、机のに並べました。
数え終わった、そこにあったのは120万円でした。
「120万円……」
自分でにすると、その額が急に現実になりました。
母は封筒を見たまま、唇を固く結びました。
「こんな、どうやって」
私はおじさんが座っていた子を見ました。
もう本はここにはいません。
聞くなら、今すぐ話するしかありませんでした。
母はちがり、受話器を取りました。
何度か呼びし音が鳴った、公平おじさんがました。
「公平さん、封筒をけました」