"学費120万円をくれた伯父と、土地を狙う伯父" 第2話
私は元の鉛を置き、母を見ました。
「私、今は諦めてもいいよ」
にした瞬、自分の声がったより平坦で驚きました。
母は顔をげ、すぐに首を振りました。
「それはだめ」
いつもよりはっきりとした、い声でした。
「みさは、遊んでいて受かったんじゃないでしょう」
私は、何も返事ができませんでした。
母は静かに通帳を閉じました。
お母さんが何とかするって、簡単には言えない。
その言葉の方が、私はありがたくじました。
母は、できない約束で私をさせようとしないだと分かっていたからです。
私はテーブルに置いたに線を落としました。
「でも、諦めるって決めるのはまだいとう」
私はにいた78万円の数字をじっと見つめました。
1週。
そのさが、番の問題でした。
4の学費を、今すぐ全部用する必はありません。
まずは最初の続きを越えなければ、何も始まらないのです。
私は学の案内を、もう度1枚ずつ見直しました。
奨学という文字がありました。
授業料の支援に関する説もありました。
ただ、細かな条件まではそのだけでは分かりません。
いつ申請できるのか。
入学の支払いに使えるのか。
結果がるまで何かかるのか。
りたいことが次々にてきました。
私は顔をげ、母を見ました。
「、学に聞いてみる」
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私がそう言うと、母はしだけ表を緩めました。
「そうしよう」
その言で、さっきまで閉じて見えたに、細い線が1本だけ引かれた気がしました。
夕の、私は自分の部へ戻り、机に向かいました。
机のに置かれた格通は、朝に見たと同じはずなのに、今はひどくく見えました。
昼までは、京へける証だとっていました。
今は、期限までにかなければ失うものの証にも見えました。
私は呼吸をして、しいノートをきました。
最初のページに、番切な支払い期限をきました。
そのに、学へ確認することを3つ並べてきました。
入学に利用できる支援があるか。
奨学の続きはいつからか。
支払いを待ってもらえる制度があるか。
次に、京でできるアルバイトについて調べる欄を作りました。
を卒業したばかりの私に、すぐきなおを作れる仕事などありません。
それでも、自分で負担できる額があるならりたかったのです。
画面を見ながら、私は度だけペンを止めました。
正尾おじさんに、もう度頼めば気が変わるだろうかと考えたからです。
けれど、その考えはすぐにから消しました。
今、母がをげる姿をもう度作りたくありませんでした。
それに、断られた理由を言い返して相を変えようとするより、使える制度を1つ確認する方がへめます。
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私はノートの余に、くき込みました。
おじさんにはもう頼まない。
いた文字を見ても、勝った気はしませんでした。
むしろ、頼れるとっていたを自分で1本閉じたさがありました。
それでも、その選択は必でした。
誰かが助けてくれるかどうかを待つだけでは、期限の方が先に来てしまいます。
部のから、母が器を片付ける音が聞こえてきました。
私はちがり、部をて台所へ戻りました。
「お母さん」
母がを止めて、こちらへ振り向きました。
「から、私も自分でくね」
母は何も言わず、私の顔をしばらく見ていました。
やがて濡れたを布巾で拭いてから、静かに言いました。
「1で抱えないでよ」
私はさく頷きました。
「うん」
その夜、私は学の窓がくを調べ、目覚まし計をいつもよりくわせました。
格しただけでは、扉はきませんでした。
けれど、閉じかけた扉のでち尽くすのはもうやめることにしました。
翌朝、私は自分で確かめるための歩を踏みすつもりでした。
翌朝、目覚ましが鳴るしに目が覚めました。
私が台所へくと、母はもう起きていました。
テーブルの端には、古い所録が置かれていました。
表には、父がきていた頃から使っていたさな傷が残っていました。
私はそれを見て、母の考えをすぐに察しました。
の親戚にも聞いてみようとったのだと。