"3回洗う夫と6年潜伏の財閥令嬢" 第13話
「だんまりか。まあいい」
健は私から線をした。
今度は鳥会と権田警部に向かって両を広げて見せた。
「いいか?よく聞け。俺はこの国の産業界や財界のトップから直接依頼を受ける、プロの掃除だ」
彼は自げに胸を張る。
「ち退きに応じない頑固な主、会社のを横領した幹部、邪魔になった。表汰にできない連を、俺があの呂で跡形もなく消毒してやってたんだよ」
健のその衝撃な自に、鑑識員たちに戦慄がった。
だが健はさらに角を吊りげた。
最の切り札を切るように叫んだ。
「俺の顧客リストには、警察の層部も、鳥グループの役員たちも名を連ねている!」
彼は権田警部を睨む。
「俺を逮捕してみろ!俺がを割れば、この国のVIPたちが勢巻き添えをって破滅するぞ!」
健は笑いした。
「だからおらは絶対に、俺を捕まえることなんてできないんだよ!」
自分が絶対な権力に守られていると信じて疑わない健。
狂気に満ちた笑みを浮かべて、鳥会を指差した。
「会、あんたの会社の黒田!黒田副社も俺の太客の1だ!」
彼は脅迫するように叫ぶ。
「会社を守りたければ、今すぐこの警察の犬どもを撤収させろ!」
絶対な窮からの、脅迫による逆転。
健は自分が完全にを支配したとい込み、勝利の笑い声をげようとした。
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だが、鳥会は全くじることなく、ただいため息をついた。
ひどくれむような目で健を見つめ返す。
「本当に救いのない愚か者だな。貴様は」
「な……なんだと?」
健は怪訝な顔をした。
「自分が巨悪の仲入りを果たしたと勘違いしているようだが、おのような物は都のいいにトカゲの尻尾切りにされるだけの、ただの汚い鉄砲玉に過ぎないのだよ」
鳥会の言葉が終わるか終わらないかのうちに。
玄関のからパトカーのサイレンの音がづいてきた。
何台ものがのに急する激しい音が響いた。
そして、玄関のドアがきくかれた。
数名の屈な捜査員たちに両腕を抱えられながら、ある物が引きずり込まれてきたのだ。
「して!しなさいよ!私が誰だか分かってるの!?このいくらするとってるのよ!」
髪を振り乱し、級なブランドをだらけにしてヒステリックに叫んでいる初老の女性。
それは数までこので私を散々罵倒し、勝ち誇ったように帰っていった健の母親、姑の静だった。
両には、たいの錠がしっかりとかけられている。
「か、母さん!?」
健は目玉がびんばかりに驚き、ずさりした。
「どういうことだ母さん!?VIPの連に連絡して、裏からを回してくれって言ったじゃないか!」
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健の問いかけに対し、静は真っ赤に充血した目で息子を睨みつけた。
切り声をげる。
「馬鹿子!あんたに警察の捜査のが伸びたって分かった途端、黒田副社もの連もみんな斉に連絡を絶ったのよ!」
彼女は泣き叫ぶ。
「私たち、完全にトカゲの尻尾切りにされたのよ!」
健はよろめいた。
「そ、そんな馬鹿な……俺はあいつらの汚れ仕事を……」
「往際が悪いぞ、健」
権田警部が歩にみた。
そのには1枚の現写真が握られている。
「々は先ほど、おの母親である静の自宅を宅捜索した」
彼は写真を掲げた。
「そこから、おたちが処理した被害者たちの預通帳や奪い取った実印が量に発見された」
さらに権田警部の目は鋭く細められ、声のトーンが段とくなった。
「だが、々が母親の自宅ので発見したものは、それだけではない」
「ち、……」
健の顔から、再びスッと血の気が引いていく。
静は「ヒッ」とい鳴をげ、ガタガタと震えながら顔を伏せた。
「入れ」
権田警部の図と共に、玄関のから女性の警察官に子を押されながら、1の物がゆっくりとのへと運ばれてきた。
髪混じりのボサボサの髪。
骨と皮だけになるほど痩せこけ、うつろな目をしたその女性の姿を見た瞬。
健は「ヒィッ」とけない鳴をげ、腰から砕け落ちるようにそのにへたり込んだ。
「さ……織……織!?」
彼は震える指で女性を指す。