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"雑炊を疑った息子とノロ陽性の判定" 第24話

義母を悪者にすれば自分が被害者でいられるから。

その見栄と甘えが、自分の子どもすら危険に晒す結果を招いたのです。

もしウイルスがこの子に染していたら。

そう考えると美咲さんは背筋が凍るような恐怖を覚えました。

健太は洗いという基本なことすらできない。

問題が起きればに責任を押し付ける。

そんな父親とこれからこの子を緒に育てていけるのだろうか。

答えはでした。

美咲さんはベッドの横のさなテーブルに置かれたスマートフォンをに取りました。

画面には健太からの着信履歴が何件も残っています。

しかし彼女はその全てを無し、自分の実の母親に話をかけました。

「お母さん。」

彼女は呼びかけました。

「うん。体調はもう丈夫。」

彼女は本題を切りしました。

「あのね、退院したらしばらくそっちに帰ってもいい。」

話の向こうの母親は娘の震える声から全てを察したのでしょう。

「いいわよ。お父さんと緒に迎えにくからね。」

その優しい声を聞いて、美咲さんはまた静かに涙をこぼしました。

しかしその目は、昨までの甘え切ったお嫁さんの目ではありません。

1の子どもを守る母親としてのい決が宿っていました。

、美咲さんの退院のがやってきました。

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健太は病院のロビーで束を抱えてっていました。

会社からは自宅待を命じられ、所もない。

彼はせめて退院のだけは夫としての顔を保ちたかったのです。

束を渡して泣いて謝れば、きっと美咲は許してくれる。

赤ちゃんを抱かせてくれれば、また元の族に戻れる。

そんな浅はかな期待を胸に、彼はエレベーターホールを見つめていました。

やがてエレベーターの扉がきました。

からてきたのは美咲さんと彼女の両親でした。

健太は弾かれたように駆け寄りました。

「美咲、体もう丈夫なのか。」

健太は束を差しそうとしました。

「これ退院祝い。」

健太が束を差しそうとした瞬、美咲さんの父親がたくち塞がりました。

「健太君、これ以娘にづかないでくれ。」

義父のい声に健太はビクッとを止めました。

義母も美咲さんと赤ちゃんを庇うようにして健太を鋭く睨んでいます。

「お義父さん、俺本当に反省してるんです。」

健太は必に弁解しました。

洗いのことも、これからは絶対に気をつけますから。」

健太は必に訴えました。

しかし義父の表切崩れませんでした。

洗いの問題じゃないんだよ。」

義父は静かに言い放ちました。

「君は自分の妻が苦しんでいるに、原因を自分の母親になすりつけた。

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義父は健太の罪を指摘しました。

「自分の非を隠すために、族を売ったんだ。」

義父は断言しました。

「そんなに娘と孫を預けるわけにはいかない。」

その言葉は健太の急所を突いていました。

洗いを怠ったこと自体も問題ですが、それ以に彼の性が決定に信頼を失っていたのです。

健太は束を持ったまま呆然とち尽くしました。

そのろから美咲さんが静かに顔をしました。

「美咲。」

健太は彼女を見つめました。

美咲さんの声は驚くほどたく落ち着いていました。

「あなたの個代、11万5000円かかった分は、私が自分の貯から払っておきました。」

健太は驚きました。

「ええ、美咲、そんなの俺が。」

美咲さんは遮りました。

「いいの。これであなたにもお義母さんにも貸し借りはなし。だから。」

美咲さんは自分のバッグから通の茶い封筒を取りしました。

「これ読んでおいて。私の気持ちはそこに全部いたから。」

封筒を受け取ろうとする健太の刻みに震えていました。

婚届。

その言葉が健太のをよぎりました。

しかし美咲さんはすぐに首を振りました。

「すぐに婚してくれとは言わない。」

美咲さんは宣告しました。

「でも私は、あなたが変わるまで絶対に同じには帰らない。」

美咲さんは付け加えました。

「それが無理ならいつでも判子を押す準備はできているわ。

それは最通牒でした。

健太がこれまでの甘えを捨て、1としてまれ変わらない限り族は完全に解散する。

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