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"親族席から消された母と24年目の離縁" 第21話

玄関へ向かう私の取りは驚くほど軽く、何の迷いもなかった。

ろからはゆうとの泣き声と、かず彦の悔のうめき声が聞こえてくる。

私はたいドアのノブを握り、が差し込む世界へと扉をいた。

24、私が自分を殺してまで守り抜いてきた砂のは、今完全に崩れったのだ。

私はドアをしっかりと閉め、しい朝のたい空気を胸いっぱいに吸い込んだ。

振り返ることはせず、私は駅に向かって真っすぐに歩き始めた。

の午、私は駅のビルにあるゆり法律事務所の広い会議に座っていた。

向かいの席には、かず彦とゆうとが並んで座っている。

2の顔はに濁り、まるで罪のようにく俯いていた。

そして彼らの対角線には、ゆうとの妻の父親である志さんが腕を組んで険しい顔で座っている。

の午田先が発送した内容証郵便が志さんの自宅に届いたのだ。

面を読んだ志さんはすぐにかず彦へ話をかけ、事実関係をはっきりさせるための話しいを求してきた。

ごまかしが効かなくなったかず彦は、田先の事務所に呼びされる形でここへやってきたのだ。

会議にはたい空調の音だけが、く響いていた。

「かず彦さん、昨のお話では奥様が精神を病んでおられると伺いました」

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い沈黙を破ったのは、志さんのく静かな声だった。

「そして私どもに届いた50万円とも、奥様の妄からたでっちげだと」

志さんは鞄から内容証郵便を取りし、テーブルの央に置いた。

「しかしこの弁護士からの公面には、あなたが奥様の活費を無断で流用したとかれています」

かず彦は額に脂汗を浮かべながら、引きつった笑いを浮かべて顔をげた。

志さん、どうか誤解しないでください。これは全て妻の嫌がらせなのです」

彼はこの期に及んでもまだ、自分の嘘で相を丸め込めるとっているようだった。

「妻は自分が式に呼ばれなかったことを逆みして、私を陥れようとしています」

かず彦は必に取り繕おうとした。

「50万円を引きしたのも妻自ですし、私を棒扱いして弁護士まで雇うなんてやはり精神がし」

その見苦しい言い訳を、田先の落ち着いた声が遮った。

「かず彦さん、これ以ご自を悪くするような虚偽の発言はお控えください」

元のファイルをき、テーブルのに数枚の類を並べた。

「こちらが活費の座から、50万円が引きされた際のの記録です」

は記録のを指差した。

「引きしがわれたの午1、けい子さんは私の事務所で婚の法律相談をしていました」

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かず彦はビクッと肩を震わせ、テーブルのの記録に目を泳がせた。

「つまり、けい子さんがご自でおを引きすことは物理能なのです」

さらに田先は、1枚ののコピーを志さんのに差しした。

「そしてこれが志さんのご自宅へ果物とを送った際の、宅配便の伝票の控えです」

はかず彦を見据えた。

跡鑑定をするまでもなく、ご主ご自の字であることはらかですね」

志さんはその伝票の控えをに取り、静かにため息をついた。

かず彦は言葉を失い、をパクパクと閉させている。

しかし彼はまだ諦めず、最の悪あがきにようとした。

「そ、それは妻が私に無理やり頼んだからです」

彼は言い逃れを続けた。

「妻が自分で謝罪の品を送ってくれと」

その瞬、私はテーブルのさなボイスレコーダーを置き、静かに再ボタンを押した。

『おの件も全て彼女の妄です。私が責任を持って対処しますから』

の朝、かず彦が志さんに向けてついた嘘の音声が、静かな会議に響き渡る。

音声のの彼は、私を異常者扱いし、自分が派な父親として対処していると堂々と語っていた。

自分の醜い嘘が自分の声によって完全に証された瞬だった。

かず彦は喉の奥で鳴のような音をて、両で顔を覆って突っ伏した。

録音を聞き終えた志さんの顔は、りでどす黒く変していた。

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