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"親族席から消された母と24年目の離縁" 第8話

「おが自分で招いたことだろ」

彼はさらに声を荒らげた。

体おがけい子を式に呼ばないなんて言いすから、こんなことになったんだ」

私はその滑稽な親子の責任の押し付けいをややかに見つめながら、静かにがった。

そして2度と夫の見栄に付きうことはないとに決め、居の照を消した。

結婚式から3が過ぎた。

は、鳴りがするほど静まり返っている。

かず彦は毎朝私が起きるに、そそくさとていくようになった。

夜も付が変わる頃まで帰ってこず、私と顔をわせることを徹底に避けている。

テーブルのには彼がコンビニで買った弁当の空き箱だけが転がっていた。

私はそのゴミを無言で袋へ放り込み、たいを洗った。

キッチンの窓ガラスに映る自分の顔は、ひどく老け込んで見えた。

この数、私のにはく濁った疲労だけが沈殿している。

ゆうとからのメッセージは、あの以来ぱったりと途絶えていた。

保証されたことへのりをぶつけてきたきり、何の謝罪もない。

彼のでは、私が勝にへそを曲げて自分を困らせていることになっているのだろう。

24、私は自分ののほとんどをこの族のために使ってきた。

でもその見返りがこれなら、もう終わりにしてもいいのではないか。

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自分の荷物を旅カバンに詰め込んで、誰にも言わずにこのていく。

そうすればかず彦もゆうとも、好きなように自分たちの嘘を守れるだろう。

私という目障りながいなくなれば、さやかさんを本物の母親として迎え入れられる。

私は台所の子に座り込み、古びたダイニングテーブルをぼんやりと見つめた。

このテーブルの傷は、ゆうとがの頃に作の宿題で作ったものだ。

そんなの数々が、今の私にはただのようにのしかかってくる。

戦う気力もる気力も、今の私には滴も残っていなかった。

になり、私はしでも自分の辺を理しようとい腰をげた。

もし本当にるなら、当座の費用がいくらあるのか確認しなければならない。

私は居の引きしをけ、夫婦で管理している活費の通帳を取りした。

私のパート代とかず彦の料の部を、毎振り込んでいる座だ。

私は着を羽織り、桜商の入りにあるへと向かった。

曇り空の、商には夕飯の買い物に向かう々の穏やかな常があった。

私はその景から完全に切りされたような孤独をじながら、の自ドアをくぐる。

械のち、古くなった通帳をいて吸い込みへと差し込んだ。

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ジージーという乾いた印字音が鳴り、通帳が吐きされる。

私は最のページをき、そこに印字された数字を見て息をんだ。

結婚式の翌付で、50万円というきな額が引きされていたのだ。

気に減り、座の底が完全に見えかけている。

私は械のち尽くし、何度もその印字を指でなぞった。

かず彦からまとまったおが必だという相談は切受けていない。

活費の座から無断で引きすなど、これまでの彼には1度もなかったことだ。

胸の奥でさな違が、たい滴のように落ちて波紋を広げた。

諦めかけていたに、得体のれない黒いがじんわりと滲みしてくる。

私は通帳をバッグにしまい、へと引き返した。

に戻った私は靴を脱ぐのももどかしく、真っすぐにかず彦の斎へと向かった。

普段は彼の領域にはち入らないが、今はそんなことを言っているではない。

斎の机のは乱雑に散らかっており、き損じた便箋がいくつも丸めて捨てられている。

私はゴミ箱の屑を拾いげ、その1つを丁寧に広げた。

そこにはかず彦の字できされた、の文面が記されていた。

「この度は私どもの庭の事でご迷惑をおかけし、変申し訳ありません」

私はそのの続きを目で追った。

「妻であるけい子の急な精神の調により、親族席を空けてしまった無礼をお詫びします。

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