みかん小説
本棚

"8歳娘のカップ麺と家族カード全停止" 第13話

義母が慌ててゆいを宥めようとした。

「ああ、ゆいさん、あの女の言うことなんか真に受けないで」

義母は苦しい言い訳をした。

「夫婦のおなんてどっちからたって同じようなものじゃない」

ゆいが義母を睨みつけた。

「それなら昨夜の事代は、どうして妻の族カードで払おうとしたんですか」

義母は言葉に詰まり、ぐうの音もなくなった。

の親戚たちは、すでにっぴらにひそひそ話を始めていた。

レオの座に1円でもおが入ってるのかと嘲笑する声。

義母の活費まで嫁の骨の髄から吸い取ってたんじゃないかという噂話。

さらには以のグループチャットの写真を遡って、義母が自していたバッグや、豪華な誕パーティーも全部嫁から巻きげた証拠だとろ指を指す声までがった。

ゆいは見せつけるように首にかけていたネックレスをした。

彼女はそれをテーブルのに叩きつけた。

属音はきくなかったが、部の全員が息を潜めてその音を聞いた。

「レオ、私に息子の教育費を払うって見得切ったわよね」

ゆいは酷に言った。

「今すぐしてみてよ」

レオの顔がに変わった。

「ゆい、ここで修羅にするなよ」

彼女はで笑ったが、目元は赤くなっていた。

「私が修羅にしてるって」

広告

彼女はレオを非難した。

「あなたの奥さんは仕事庭を放りして久しいし、自分が黒柱だって言いふらしてたじゃない」

彼女は義母を睨んだ。

「あなたのお母さんがうちの息子を溺してて、婚届さえ押せば池田の戸籍に入れて贅沢させてくれるって言うから信じたのに」

彼女はレオに吐き捨てた。

「ご飯奢るおもなくて妻のカードを切ろうとするような、みっちいクズ野郎だとはにもわなかったわ」

男の子がすっかり怯え切って、ゆいのの裾をギュッと握りしめた。

ゆいはハンドバッグをひったくり、息子のを引いてガバッとがった。

義母が慌ててち塞がった。

「ゆいさん、今は親戚の目の方々がみんな集まってる席なんだから私の顔をててちょうだい」

ゆいが義母のたく振り払った。

「顔をてるって言うなら、お事代から先に返してくださいよ」

その言に、義母はまるでい切り頬をひっぱたかれたかのように顔を真っ赤にした。

ちょうどが請求を持ち、丁寧な表でドアをけて入ってきた。

は静かに言った。

「池田様、回のでの未決済分と、本追加されたお酒の代についてお支払い方法のご確認をお願いいたします」

はさらに続けた。

広告

回は翌すぐにお振り込みいただけるとのことでしたが、まだご入の確認が取れておりませんので」

は完全に凍りついた。

義母がレオを見つめた。

レオはスマートフォンの画面を狂ったようにスワイプしており、顔のように青ざめていた。

彼のメインカードは、すでにのローンとありとあらゆる借で限度額がいっぱいになって久しかったのだ。

義妹は俯いたままだけを見つめていた。

は催促はせず、黙々と義母の目のに請求を差しした。

赤いテーブルクロスので、真っな請求がやけに目に刺さった。

私は彼らのためにたった1円りとも払ってやるつもりはなかった。

結局義母が震えるで自分のデビットカードを取りした。

カードリーダーが2回ピーッと鳴った。

しかし、残のエラーがた。

義母のがガタガタと震え、では苦しい言い訳を並べてた。

械が壊れてるみたいね」

が声を落とし、きっぱりと言った。

械の問題ではございません、お客様」

親戚たちの顔に軽蔑のが浮かび始めた。

はそっとがった。

彼らは自分たちのテーブルの分だけレジにって別々に会計を済ませた。

これ以私たちは族だというような戯言をほざくは誰もいなかった。

義母は私をつ裂きにするかのような目つきで睨みつけた。

「さき、これで清々した」

私はりんのく握った。

「まだまだこれからですよ」

広告

おすすめ作品

リンクを共有

以下のリンクをコピーして友達と共有してください: