"8歳娘のカップ麺と家族カード全停止" 第10話
「夫婦喧嘩はのだけでやるもので、では体裁を取り繕わなきゃだめよ」
最初はく気はなかった。
しかし、弁護士はアドバイスをくれた。
「相が親戚たちので、親孝で庭を顧みない女として私を仕てげているなら、公のこそが誤解を解く絶好のチャンスだ」
おまけに、みさきが理してくれた系列のデータも私ののにあった。
カードの決済、写真がアップされた、おの所、グループチャットの会話内容。
そして私の座の送履歴まで、歯のように完璧に噛みう証拠の束だった。
私は娘を連れて会へ向かった。
所は恵比寿にある型焼肉の2階の個だった。
義父の友の息子が経営しているだそうで、親戚でごった返していた。
私たちが到着した、メインテーブルはすでに満席だった。
義母はベージュのコートにしく買ったネックレスまでにつけていた。
義母はゆいの息子を、義父の隣の席へ引き寄せていた。
「さあ、ここに座りなさい」
義母は嬉しそうに言った。
「今のがのさな将は、座に座らなきゃね」
ゆいは回よりもずっとおめかしをして、その子の隣に座っていた。
ドアのそばにっていたレオは、私とりんを見つけるとビクッと驚いた。
彼はづいてきて打ちをした。
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「今は騒ぎを起こすなよ。親父の血圧がいんだから」
私は義父を見つめた。
彼は気まずそうな表で座っていながらも、義母のでしゃばりなを止めようとはしなかった。
いつもこうだった。
ので嵐が吹き荒れると、俯いてスープばかりすすりながら、義母を盾にして自分は品な紳士を気取るのだ。
義母がドア側の席を顎でしゃくった。
「さき、あんたとりんはその隅に座りなさい。私が息苦しいようにね」
そこは遅れてきたい親戚や子供たちが座る席で、ドアがくたびにたいが吹き込む最悪の席だった。
りんはメインテーブルに自分の代わりに座っているあの男の子をじっと見つめていた。
娘は私の袖をく握りしめた。
私はしく娘を連れてその席に座った。
わざわざ座の奪いいをする必はなかった。
料理が並べられると、義母がグラスをく掲げた。
義母はわざと部に響き渡るように声を張りげた。
「今はうちのおじいさんの古希のにもう1つ、のびがありますので皆様におらせします」
義母はゆいの息子を指差した。
「池田についに跡取りの男の子ができました」
個のはを打ったように静まり返った。
やがて誰かが恐る恐るをいた。
「跡取りって、レオのところはりんちゃん1じゃないの」
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義母は肩をすくめ、ゆいの息子をに押しした。
「この子はこれからうちによく遊びに来るのよ」
義母は自げに言った。
「賢くてがいいから、おじいちゃんやおばあちゃんのこともすごく気遣ってくれるのよ」
義母はさらに調した。
「うちのにもついに代を継ぐ黒柱ができたのよ」
ゆいは恥ずかしそうに俯くふりをした。
男の子は母親に背を押されるままに、いお辞儀をした。
親戚たちがひそひそと囁きい、目配せをした。
誰かは私を見つめ、誰かはレオを見つめた。
レオはメインテーブルの横にち、を固く結んだまま否定すらしていなかった。
義母がダメ押しするように付け加えた。
「誰かさんはしばかりおを稼いでるからってにかけ、のこともやらずにしゃばって族の集まりでも騒ぎを起こすじゃない」
義母は嫌ったらしく続けた。
「でもこれからは、の理を弁えたが入ってきたんだから万事うまくいくわ」
私の名をはっきりとにはしなかったが、その部にいる全員が誰を攻撃しているのか分かっていた。
私の隣に座っているりんの顔が真っ青になった。
私はぬるま湯を娘のの届くところに押し、の甲をトントンと叩いてあげた。
ついにレオが私の方へこそこそとづいてきた。
彼は腰を屈め、囁いた。
「さき、母さんがあそこまで宣言しちゃったんだ。俺たち今は別居状態ってことにして穏便に済ませよう」