"8歳娘のカップ麺と家族カード全停止" 第2話
次々と写真が送られてくる。
座にある級な黒毛牛と鮮料理の個だった。
テーブルのには派なカニ料理と牛、そして豪華なお刺の盛りわせが並んでいた。
義母はしく買ったベージュのコートを着て、見らぬ男の子を抱きしめたまま座に座っていた。
義母はシワが伸びるほどの満面の笑みを浮かべていた。
男の子は5歳か6歳くらいに見え、濃紺のスーツ姿で首にはさなのネックレスをかけていた。
次の写真には、レオがその子の隣に座っていた。
レオはをげて、カニののをほぐしてあげている姿が映っていた。
浮気相のゆいはその反対側の隣に座り、子の背もたれにを乗せていた。
ゆいはまるで最初からその席が自分の指定席であったかのように、るく笑っていた。
写真のに、義妹のめぐみがメッセージをき込んだ。
「うちにもやっと活気がてきたわね」
義妹はさらに続けた。
「やっぱり男の子がいると、べるスケールからして違うわ」
義母がすぐに返信した。
「これで池田にも頼もしい黒柱ができたわね」
私はその写真を拡してじっと観察した。
レオのには結婚指輪がはめられており、彼がほぐしたカニのは、その男の子のお皿に置かれていた。
彼の背にはおからのサービスらしい束が見えた。
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しだけ見えるカードには、「がのさな王子様の健康を祈って」とかれていた。
私はスマートフォンを卓に伏せ、娘を見つめた。
娘は目玉焼きを全てべ終え、ナプキンで慎にを拭いていた。
まるで私の負担になることを恐れているかのような振りだった。
娘はさな声で謝った。
「ママに恥ずかしいいさせちゃった」
私は卓の横にち、子の背もたれをく握りしめた。
爪がにい込むような気がした。
私は声を必に押し殺して言った。
「違うよ」
私は娘の目をまっすぐに見つめた。
「恥じるべきなのは、あなたを1でに置いてったたちよ」
りんは私をじっと見つめ、ついにポロリと涙をこぼした。
声をして泣くことはせず、の甲で涙を拭った、再び姿勢を正した。
娘が健気に振るうほど、私の胸はたく凍りついた。
娘を寝かしつけた、私はリビングのに座り、のアプリをいた。
真っ赤に充血した目で画面を操作した。
レオ名義で発された族カードが2枚、義母に1枚、義妹に1枚あった。
4、私が事業部のチームリーダーに昇した、親戚の冠婚葬祭でおを使いやすくして欲しいとレオに頼まれて作ったカードだった。
義母はそのカードで薬を買い、プレゼントを買い、親戚に事をご馳していた。
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義妹はヨーロッパ留学から帰国したばかりで仕事が定だからと言っていた。
義妹はやバッグをカードで切りまくり、で返すと言っていた。
レオのの維持費、接待費、ガソリン代も全て私の座から引き落とされていた。
彼らが私のおを湯のように使っていることはっていた。
でも私が何か言おうとするたびに、義母は特の延びした声でため息をつく。
義母はいつもこう言った。
「さきさん、女が稼ぐのはいいことだけど、の黒柱である男のプライドを傷つけちゃだめよ」
レオも私の肩にを置き、同調した。
「母さんももういいなんだし、めに見てやってよ」
レオはさらに言い訳をねた。
「君が忙しいから、の用事は全部母さんが代わりにやってくれてるんだからさ」
その夜、私はカードのリストを1つ1つタップして権限を取り消した。
私名義で発している族カードを全て利用止にした。
毎義母に自で振り込まれていた30万円の活費の送も止めた。
画面に利用止の確認メッセージがた、私はしもためらわなかった。
最のカードの止が完すると、リビングは蔵庫のモーター音しか聞こえないほど静寂に包まれた。
夜216分、スマートフォンが振した。
画面に義母の名がっていた。
私は通話ボタンを押した。
話にるなり、私がをくもなく受話器の向こうから声がんできた。