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"一度死んだ「秋田涼」と7歳の孤児" 第13話

そして全ての法続きが完した、俺はたに作成された俺自の戸籍謄本を受け取った。

そこには、田涼として田映像と田静の養子になったことが確に記されていた。

俺の本当の過が初めて正しく戸籍に刻まれた瞬だ。

俺はその戸籍謄本を抱え、実へと戻った。

「見て、父さん、母さん。これが俺のしい戸籍だ。」

父さんと母さんは、まっさらなしい戸籍謄本をまるで宝物のように慎に取った。

「養子」とかれた2文字。

その文字を見た瞬、母さんの目から粒の涙が溢れた。

それはしみの涙ではなく、純粋なびの涙だった。

「ああ、これで本当に、本当にうちの子になったね。」

母さんは俺の胸に顔をうずめた。

「今までもずっとうちの子だったさ。だがこれで胸を張って言える。おは俺たちが望んで引き取った息子だ。」

父さんはそう言って、俺の肩を力く抱いた。

このの父さんの腕の力がどれほどかったことか。

俺は「田涼」という自分の名を、ようやく何の違もなく胸いっぱいに受け入れることができた。

俺のは、と勇気と真実によって改めて祝福されたのだ。

そしての戸籍の問題が解決し、俺となおは無事に婚姻届を提した。

その数週、待ちに待った結婚式当がやってきた。

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み切った青空の、神式を終えて披宴会へと向かう準備をしているだった。

俺はまっしいタキシード姿で鏡のっていた。

胸ポケットには真っなハンカチ。

それは結婚が決まったに母さんがを込めて刺繍してくれていたあのハンカチだ。

なおが純のウェディングドレス姿で俺の隣に並ぶ。

なおは俺の過の全てをったで、俺をしてくれている。

彼女が俺の族の物語をさらにく豊かなものにしてくれたのだ。

宴が始まり、父さんが来賓の挨拶のために壇がった。

父さんはで話すことが苦だ。

案の、緊張のせいでそのはマイクをく握りしめている。

「息子が……」

父さんはそう言いかけたところで度言葉に詰まった。

しかしく呼吸をし、再び俺となおに線を向ける。

「息子が本当にいい伴侶を得てくれたことを、から嬉しくっています。」

父さんはこれまでので見たことがないほど優しく、誇らしげな笑顔を見せてくれた。

「涼は私たち夫婦にとって神様が授けてくださった宝物です。今なおさんがこの族の員になってくれたことで、私たちの宝物はまた1つ増えました。なおさんを切に、そして幸せにしてやってくれ。」

父さんのその飾り気のない、しかし魂のこもった言葉に会は温かい拍に包まれた。

母さんは客席でハンカチを目元に当てながら、優しく微笑んでいる。

俺はさく呟いた。

「俺を田涼にしてくれて、ありがとう。」

俺の物語はしい事件から始まった。

しかしその物語は、両親のと、守ってくれていた周りのたち、そしてなおというたなによって、永に続く幸福なの物語へとき換えられたのだ。

俺は父さんと母さん、そしてなおを見つめ、からの笑顔でグラスをく掲げた。

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