みかん小説
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"女刑事が止めた息子夫婦宅の毒寿司" 第8話

しかし、本は再び厳しい表に戻り、を押した。

「ですが、今々警察に任せてください」

私たちはもう無茶はしないと本に固く約束し、自宅へと戻ったのである。

そのの夜、自宅で待していた私たちの元に、本から話がかかってきた。

話越しの本の声は、事件の展を告げていた。

亮太と鈴の犯が確定し、逮捕状がたというのだ。

それを聞き、私とは言葉にできない複雑な気持ちに包まれた。

亮太はさい頃から優しく、虫も殺せないような子だった。

それなのに、彼は鈴の両親の殺害に協力したというのだ。

そして今度は、実の親である私たちまでにかけようとしていた。

亮太に体何があったのか。

どうして彼は、こんな恐ろしいに変わってしまったのか。

私のに、やりのない悔しいいが湧き起こる。

しかし、今できることは親としてちゃんと罪を償わせることだけだ。

私は隣に座るの顔を見つめ、静かに頷いた。

「そうね。亮太はきっと分かってくれる」

私は自分に言い聞かせるように、言葉を紡いだ。

「ちゃんと罪を償って、やり直してくれるわよね」

私たちは最まで、息子である亮太を信じることにしたのだ。

その翌のことである。

亮太のに、警察の捜査員たちが斉に突入した。

本に逮捕状を見せられ、亮太と鈴は何のことだと激しく狼狽している。

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逮捕の決めとなったのは、私たちが仕掛けたカメラの映像だった。

、私たちが引きげた本が隠しカメラの映像での様子を伺っていたのだ。

映像ので、鈴は苛った様子で亮太に話しかけていたそうだ。

「お母さんたち、わざと入れ替えたんじゃないでしょうね」

鈴はい毒を用したのに無駄になったと、部で喚き散らしていた。

それに同調するように、亮太も恐ろしい言葉を吐いていた。

「次は寝ているをつけるか」

亮太はそう言って、たな殺害計画をにしていたらしい。

亮太と鈴が完全な共犯関係にあることは、これで違いない。

そう確信した本は、そのも映像を監し続けたそうだ。

するとは、私たちの殺害に関してさらに具体な打ちわせを始めたのだとか。

その会話ので、鈴の両親を殺害したの具体な方法が語られていたそうだ。

鈴の実を訪れたは、言葉巧みに眠薬入りの事を父親にべさせた。

識を失った父親を、がかりで呂に沈めたのだ。

にしていた母親が帰ってくるに、はすべての証拠を完全に消して実た。

その巧妙な作により、捜査の目は第発見者である母親に向けられたらしい。

しかし、母親のアリバイは完璧だった。

に怪しい物も見つからず、結局父親は病と判断されたそうだ。

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そのは今度は鈴の母親をターゲットにした。

は母親に眠薬をませ、識が朦朧としているところを階段から突き落としたのだとか。

鈴の両親が相次いでくなったことで、鈴は数千万円もの保険にしたのだ。

映像ので亮太と鈴は、今度も同じを使うか、それとも別の段を考えるかとを悩ませていたらしい。

亮太は錠をかけられながら、悪態をついた。

「くそ。なんでバレたんだ?」

警察に両脇を抱えられ、は悔しそうに顔を歪めている。

警察両に連される亮太と鈴のに、私とが現れた。

私は鈴が抱えていたぬいぐるみを指差した。

「そのぬいぐるみに仕掛けたカメラで、全部聞いていたのよ」

私はにカメラのかした。

私はしみとりが入り混じった声で、に告げた。

「まさか、本当に私たちの命を狙っていたなんて……残よ」

私は悔しくて、涙が止まらなかった。

塩にかけて育ててきた実の息子が、保険目当てに親の殺害を計画していたのだ。

その酷な事実が、私のくのしかかる。

それでも、親として最まで息子のく末を見届けなければならない。

私とは、亮太と緒に罪を償うつもりでここにやってきたのだ。

しかし、亮太のからわぬ言葉がんできた。

亮太は私を睨みつけ、唾を吐き捨てるように言った。

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