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"女刑事が止めた息子夫婦宅の毒寿司" 第2話

就職をに、彼は実暮らしを始めたのだ。

そして昨、縁あって嫁の鈴と結婚したのである。

亮太が初めて鈴を私たちのに連れてきたのことは、今でも鮮に覚えている。

玄関につ鈴は、緊張した面持ちでくお辞儀をした。

鈴は控えめな性格ながら、とてもが良い女性だった。

私やに対しても、終始礼儀正しく接してくれた。

彼女の初々しい振るいは、私たちにとって非常に好印象だったのだ。

私はお茶をしながら、鈴の顔を見つめた。

「亮太のどこが気に入ったの?」

鈴はし照れくさそうに微笑み、隣に座る亮太を見つめた。

「とても優しいところです」

鈴は嬉しそうに目を細め、言葉を続けた。

「亮太さんはのことを否定しないし、どんなことでも褒めてくれるんです」

鈴はまっすぐに私を見て、さらに言葉をねた。

「そんな、今まで会ったことがありません」

自分のことを放しで褒めちぎられ、亮太は顔を真っ赤にしていた。

亮太は恥ずかしそうにを掻き、鈴の肩を軽く突いた。

「照れるからやめろよ」

亮太と鈴はとても仲が良く、夫婦で協力しっている姿が微笑ましかった。

私たち夫婦にとって、亮太が幸せな庭を築いていることが何よりのびなのである。

それからしばらくして、が定退職の期を迎えた。

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40余りもの族のために必に働いてきてくれたである。

彼には、どれだけ謝してもしきれない。

退職の当、私たちはり太と鈴も招待して、の慰労会をった。

はお祝いの言葉と共に、に素敵な子をプレゼントしてくれた。

はその子をに取り、とても満そうに目尻をげて笑っていた。

やかな事が終わり、亮太と鈴が帰るになった。

私たちは玄関で見送り、の姿が見えなくなるまでを振った。

が帰ったは再び静けさを取り戻した。

私とは居に戻り、夫婦入らずで酒を酌み交わした。

私はグラスを持ちげ、の目を見つめた。

、本当にお疲れ様でした」

は優しく微笑み、首を横に振った。

「いやいや、君が支えてくれたおかげだよ」

そう言いながら、は私にさな箱を渡したのだ。

私は驚きながらも、そっとその箱の蓋をけた。

には、とても綺麗なスカーフが入っていた。

私はスカーフを胸に抱き寄せ、に向かって微笑んだ。

「ありがとう。これからは夫婦入らずで、仲良くやっていきましょうね」

つの区切りがついた私たちは、これからの老活を平穏に過ごそうと決めた。

夫婦活を、ゆっくりと楽しむことにしたのだ。

お互いの趣切にし、で旅にもこうと話しった。

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もし喧嘩をすることがあっても、決してさないでいよう。

私たちはそう約束しい、幸せな老見ていたのである。

いずれ、亮太と鈴のにも子供がまれるだろう。

まだ見ぬ孫の誕を楽しみにしながら、私はパートと趣を両させていた。

私は充実した悠々自適の活を謳していたのだ。

そんな穏やかな々の、突然の報が届いた。

鈴の父親がくなったというのだ。

鈴の両親とは、の結婚式で会って以来だった。

しかし、とても娘いの優しいお父さんだったように記憶している。

会社員として懸命に働き、娘の鈴を切に育ててきたと聞いていた。

突然の父親の訃報に、鈴はひどいショックを受けたようだ。

葬儀のでも、鈴は涙を流してち尽くしていた。

私は彼女の背をさすり、静かに寄り添った。

鈴は震える声で、絞りすように呟いた。

「パパは、私たちの赤ちゃんを楽しみにしていたのに」

鈴は両で顔を覆い、さらに泣き崩れた。

「こんなにくなるなんて」

鈴の父親の因は、全だったらしい。

持病も特になく、普段から健康に気を遣っていたそうだ。

しかし、パートにていた鈴の母親が帰宅したのことだった。

母親が浴を覗くと、父親は呂のたくなっていたそうだ。

歳をねると、本当に何が起こるかわからない。

鈴の父親も健康には気をつけていたはずだが、らずらずのうちに病魔が忍び寄っていたらしい。

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