みかん小説
本棚

"流産した義弟嫁を大雪の物置に閉じ込めた義家族の末路" 第8話

「まゆみさん、すのも辛いだろうけど、全部私に話して」

私は彼女の怯えた目を見た。

「これまでこので、体何があったのか」

するとまゆみさんは、温かいお茶でし落ち着いたのか、しずつ語りした。

結婚してからというもの、彼女は義父母にでも喫茶でも、朝から晩まで休むもなくこき使われてきたという。

彼女は料も活費も渡されず、まさに奴隷のように働かされてきたことを打ちけた。

夫であるはずの也はそれを咎めもせず、むしろ義両親に乗っかっていた。

也はまゆみさんにに酷い暴言を吐くようになったという。

しまいには、自分の嫌が悪いというだけで、ついに暴力まで振るうようになったのだとか。

まゆみさんは震えるで自分の膝をく握りしめた。

「私、いっぱい殴られたり蹴られたりして……」

彼女の目から、抑えきれない粒の涙がこぼれ落ちた。

「ああ、先流産したのも、也さんにい切りお腹を蹴られたからなんです」

私はその凄惨な事実に息を呑んだ。

「そんな……」

私と誠也は、あまりのことに絶句し、りで声もなかった。

まゆみさんは嗚咽を漏らしながら続けた。

「それからずっと、私の扱いはで奴隷以で……」

彼女は恐怖をすようにを震わせ、自分を抱きしめた。

「とうとう今朝……」

広告

彼女は義族から言われた酷な言葉をした。

「俺たちはの温泉旅くから、おはここにいろと言われ」

彼女は顔を両で覆い、激しく泣きじゃくった。

気もない物置に、から鍵をかけて閉じ込められてしまったんです」

まゆみさんは涙でぐしゃぐしゃになった顔で私たちを見げた。

「お兄さんとお姉さんが来てくれなかったら」

彼女の声は恐怖で震えていた。

「私、今頃、凍えんでどうなっていたか……」

ボロボロと涙を流すまゆみさんを見て、私はいたたまれなくなり、胸が張り裂けそうだった。

彼女の着ていたの袖をそっとめくりげると、そこには痛々しい青痣がいくつも々しく浮かんでいた。

私はわず、まゆみさんの細い体をきつく抱きしめた。

「今まで何も気づかなくて、本当にごめんなさい」

私は彼女の背を何度もさすった。

「まゆみさん、本当に辛かったわね。もう丈夫だから」

私の腕ので、まゆみさんは緊張の糸が切れたように、したようにきな嗚咽を漏らした。

私と誠也は無言のまま顔を見わせ、固い決を込めて同に声をわせた。

「任せて」

そして、私たちは震えるまゆみさんを、全で温かいに連れ帰った。

私たちは彼女をお呂に入れ、温かい事をべさせた、ふかふかのベッドに寝かせたのだった。

広告

その夜、まゆみさんがんだようにい眠りについた、私と誠也はリビングで夜けまで話しって決めた。

警察や弁護士を巻き込んで、徹底にあいつらを懲らしめてやると。

そして2

族がのんきな温泉旅から帰ってくるの午、私と誠也は義実の庭先で腕を組んで待ち構えていた。

やがて、見覚えのある義両親の古いが、呑気にウインカーをして入ってきた。

が止まり、からたくさんの産袋を提げてりてきた義両親と也は、仁王ちして待ち構える私たちを見て目を見張った。

義父が驚いた顔で、抜けな声をかけてきた。

「なんだ、誠也じゃないか。それに子さんも」

義父は怪訝そうな顔をし、私たちの険しい表を見て首を傾げた。

「え、体どうしたんだ?こんなで突っって」

義父がそう尋ねる横で、義母と也はそわそわしながら、から鍵をけるはずだった物置の方へ何度か目をやっていた。

そこへ誠也がて、氷のようにたく告げた。

「まゆみさんなら、もうそこにはいないぞ」

彼は義族の顔をずつ順番に睨みつけた。

「彼女は俺たちで保護したからな」

すると、義母が計画が狂ったことに顔を変えて叫んだ。

「あんた、何勝なことしてるの?」

義母に続き、也も産袋を面に投げ捨てて鳴り込んできた。

「そうだぞ、兄貴」

也は満げに顔を歪め、自分の所物を奪われたかのようにった。

広告

おすすめ作品

リンクを共有

以下のリンクをコピーして友達と共有してください: