"流産した義弟嫁を大雪の物置に閉じ込めた義家族の末路" 第6話
交際期と呼べるものはほぼないに等しく、きずりの関係で妊娠してしまったとのことだった。
私は彼女の幸そうな横顔を見て、こんなろくでなしと結婚して本当に丈夫なのだろうかと底配にった。
しかし、すでに子供ができたのなら、がしできる問題ではない。仕方ないことだ。
そこへ也が、突然の主のような態度で偉そうに付け加えた。
「こいつには、からこのに同居して、うちの喫茶でタダ働きしてもらう」
私は驚いて目を丸くし、まゆみさんのまだ目たないお腹を見た。
「え、まゆみさんはの体でしょ?ち仕事なんてさせたら」
まゆみさんは私の配をよそに、私に向かって懸命に何度も頷いた。
「いいんです、お義姉さん。私、む所も仕事も失うところだったので」
彼女は健気に、そしてし怯えたように笑った。
「私、事もおの仕事も、精杯頑張りますから」
私たちがその異様な力関係に言葉を失っているうちに、也が面倒くさそうに話を切りげた。
「ま、報告はそういうことだから」
彼は私たちに向かってシッシッとを振って追い払う仕をした。
「祝儀も持ってきてない兄貴たちは、もうさっさと帰っていいぜ」
誠也はくいため息をつき、りを堪えるように也を睨みつけた。
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「ああ、帰るよ」
彼はい声で、厳しく言った。
「也。まゆみさんとお腹の子供を、絶対に幸せにするんだぞ」
也はテレビに線を戻し、適当に返事をした。
「分かってるって。うるせえな。じゃあな」
こうして私たちは、ひたすらしか残らない義弟嫁との初対面を終えたのだった。
その、彼女と直接い話をするはほとんど作ることができなかった。
しかし、私は同じ非常識なに嫁いだ嫁同士、連絡を取りって仲良くできるといいなと考えていた。
そのは、からそんなことをっていたのだ。
それから2ヶ、私は仕事の移のに、ふと様子が気になって義族の営む喫茶にってみた。
内に入ると、妊娠であるはずのまゆみさんが、い器を抱えてウェイトレスとして忙しく働き回っていた。
私は彼女の顔がひどく悪いことに気づき、慌ててづき、声をかけた。
「まゆみさん、無理してない?妊娠の経過はどう?」
私がなるべく気軽に尋ねると、まゆみさんはさっと顔を曇らせ、周囲を怯えるように見回した。
彼女は震える声で、かすれるように答えた。
「それが……」
彼女はうつむき、元の布巾をきつく握りしめた。
「先週、流産してしまって」
私はハッとして、わず自分の元を両で覆った。
「え、流産……あ、こんなこと聞いてしまって、ごめんなさい」
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まゆみさんは慌てて顔をげ、涙をこらえるように首を横に振った。
「いいんです。気にしないでください」
彼女はの奥の厨をひどく気にするように線を向けた。
「あ、也さんが遅いって呼んでるから、私、すぐにかないと」
りで厨へとっていくまゆみさんのさく震える背を、私はただ配そうに見つめることしかできなかった。
方、その頃から義両親からの喫茶の賃料は、ついに1円も振り込まれなくなり、もう3ヶほど完全に滞っていた。
その々30万いりない分を、全て私が自分の貯を崩して会社へ穴埋めしなければならないという最悪の状況だった。
これ以は私の貯も底をつく。いい加減全額払ってもらわなければ本当に困る。
私は何度も義両親や也の携帯に話をかけ、催促のメッセージで連絡した。
しかし、その全てが着信拒否されたかのように完全に無され続けていた。
私はついにの限界を迎え、リビングでくつろぐ誠也に向かってい調で言った。
「誠也」
私は彼の目を真っ直ぐに見た。
「さすがにもう私も、これ以は黙っていられない。私の貯も限界よ」
私はきっぱりと、最終段にることを宣言した。
「今夜、実へ直接取りてにっていい?」
誠也にそう尋ねると、彼はくため息をつき、を抱えて申し訳なさそうな顔をした。
「本当にごめん、子。俺の族のせいで、君にばかり苦労をかけて」
彼はちがり、私の肩にしっかりとを置いた。