"午前四時十三分" 第7話
201771。
美咲は画面を見た。
17ではない。
母は度。
5、撮るのをやめていた。
そして。
ある突然。
また始めた。
201771。
そのは。
美咲がで度だけ。
母に何も言わずをただった。
美咲の顔から血の気が引いた。
母が本当に確認していたもの。
それは。
自分ではなかった。
母が恐れていた「何か」は。
2017に、もう度始まっていた。
美咲は、写真覧を何度も確認した。
842枚。
その数字が、かられなかった。
17。
毎朝413分。
そうっていた。
でも違った。
写真には、空があった。
2012630。
そのまで、母は毎撮っていた。
幼い自分。
学の自分。
眠っている自分。
そして。
突然。
写真が消える。
次の枚。
付は。
201771。
5。
母は度も撮っていなかった。
「……やめたんだ」
美咲は呟いた。
最初は、そうった。
母も疲れたのだ。
17続けていたものを、どこかで諦めた。
でも。
違があった。
母は何でも途で投げすではなかった。
料理でも。
仕事でも。
のことでも。
度決めたことは最まで続けるだった。
なら。
なぜ。
この5だけ。
美咲は201771の写真をいた。
そこに写っていたのは、自分ではなかった。
玄関。
古い靴箱。
に置かれたスーツケース。
そして。
いたドア。
の。
まだ暗い。
その写真を見た瞬。
美咲の胸が苦しくなった。
このは覚えている。
28歳の。
母と喧嘩した。
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「私のだから」
そう言って、をた。
当の美咲は確信していた。
母は自分を止めたかった。
追いかけてきたかった。
また自分のい通りにしたかった。
でも。
写真には母の姿がなかった。
代わりに。
玄関の端に、さなが写っていた。
美咲は画像を拡する。
母の字。
『美咲へ』
そこまでしか見えない。
の半分は、写真のだった。
美咲はちがった。
「どこにあるの……」
部を探した。
そして。
母の古い帳のから、枚のを見つけた。
201771。
そのの母の記録だった。
美咲は読む。
『今は、美咲がをた』
その文だけで、胸が詰まる。
続き。
『止めたかった』
美咲の指が止まる。
やっぱり。
そうった。
しかし。
次の文章を読んで、表が変わった。
『でも、止めたらいけないとった』
『私は今まで、美咲が傷つかないように先回りしてきた』
『失敗しないように』
『違えないように』
『悔しないように』
『でも、それは美咲のではなく、私がするためだったのかもしれない』
美咲は息を止めた。
母が。
そんなことを考えていた?
さらに。
『怖かった』
『美咲ができることが』
『でも、本当に怖かったのは』
『美咲ができられないことではなく』
『私が、美咲をできられるだと信じられないことだった』
美咲はを握った。
胸の奥が痛かった。
母は。
自分が正しいとっていたわけではなかった。
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違っていることを、どこかで分かっていた。
でも。
分かっていても。
変えることができなかった。
最の。
『だから今から、写真をやめる』
美咲の目が止まる。
『413分に起きて、美咲を見ることをやめる』
『この子のを、私が確認し続けてはいけない』
しばらく。
美咲はけなかった。
5の空。
それは母が忘れたではなかった。
母が初めて。
自分のをそうとしただった。
その夜。
美咲は午413分まで眠れなかった。
計を見る。
412分。
あと分。
以なら。
母は起きていた。
写真を撮っていた。
413分。
何も起きない。
静かな部。
美咲は初めて気づいた。
母が写真を撮らなかった5。
それは。
自分を見捨てたではなかった。
母が、自分自と戦っていただった。
しかし。
つだけ分からないことが残った。
なぜ。
201771から。
また写真を撮り始めたのか。
何が。
母にもう度、413分の確認をさせたのか。
美咲はスマートフォンを見る。
201771。
午413分。
その写真をもう度いた。
今度は。
とは違う所を見る。
玄関の。
暗い。
そこに。
の物がっていた。
メールをいた瞬、美咲は息を止めた。
画面に表示された送信者名。
らない名。
けれど、その名を見た瞬。
胸の奥がざわついた。
相沢直子
聞いたことがある。
いや。
正確には。
聞いたことがないはずなのに、なぜか引っかかる名だった。
メール本文。
かった。
母らしい文章だった。
余計なことをかない。