"午前四時十三分" 第6話
美咲の臓がく鳴った。
。
自分が本当にきたかった学。
写真になるを話した。
母が初めて、い調で反対した期。
あの。
母は言った。
「そんな定な仕事で、あなたは幸せになれない」
美咲はずっとっていた。
母はを理解してくれなかった。
でも。
写真を見る限り。
母はそのも、午413分に起きていた。
そして。
何かを確認していた。
美咲は次の写真をく。
そこには。
母が初めて撮った、
「眠っている自分ではないもの」
が写っていた。
写真をいた瞬、美咲は息を止めた。
そこに写っていたのは、自分の寝顔ではなかった。
机の。
枚の。
そして、その横に置かれた母の。
写真の付。
20191018。
午413分。
美咲はすぐに分かった。
これはの。
を決める期だった。
そして。
自分と母が初めて、本気でぶつかった期でもある。
「写真……だったんだ」
美咲はさく呟いた。
母は毎朝、自分を撮っていた。
そうっていた。
でも違った。
母が撮っていたのは、自分の姿ではない。
そのの自分の周りにあるもの。
自分が何を選ぼうとしているのか。
何を失おうとしているのか。
写真を拡する。
机のにある。
それは希望調査票だった。
第希望。
京芸術学。
写真学科。
美咲の胸が苦しくなる。
忘れたかった記憶だった。
の。
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美咲は写真になりたいとっていた。
の表。
の変化。
誰にも気づかれない瞬。
それを残す仕事がしたかった。
母に話した。
由紀はしばらく黙っていた。
そして言った。
「美咲」
「あなたは、そんな定なを選ぶためにきてきたんじゃないでしょう」
その言葉が、当の美咲には許せなかった。
「私のでしょ」
そう言った。
母はししそうな顔をした。
でも、譲らなかった。
「あなたには分からない」
「何が?」
母は答えなかった。
結局、美咲は芸術学を受験しなかった。
母が勝った。
そうっていた。
でも。
今、この写真を見ると。
別のものが見えてくる。
午413分。
母は起きていた。
調査票を撮していた。
つまり。
母はその瞬まで迷っていた。
「反対したかったんじゃなくて……」
美咲は写真を見る。
「怖かったの?」
その。
スマートフォンに通が入った。
母の古いメールアカウント。
未読メールが件。
送信。
20191018。
午425分。
美咲の指が止まる。
写真を撮った12分。
母は誰かにメールを送っていた。
送信先。
川医師。
件名。
『美咲について』
美咲はメールをいた。
『先』
『やはり、あの子は写真のにみたいと言っています』
ここまでは普通だった。
『私は反対するべきでしょうか』
美咲の目が止まる。
母が。
誰かに相談していた。
続き。
『あの子が自分で選んだなら、私は応援したいとっています』
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美咲の胸が締め付けられる。
なら。
なぜ。
なぜ母は反対したのか。
さらにを見る。
『でも、怖いのです』
『17、私は度、この子のを私の判断で変えました』
『あの、私は正しいといました』
『でも、もしまた違えたら』
『今度こそ、この子から本当に切なものを奪ってしまう気がします』
美咲は画面を見つめた。
母は。
自分が正しいとっていたわけではなかった。
ずっと迷っていた。
そして最の文。
『だから私は、毎朝413分に確認しています』
『今もこの子が、自分のを選ぶ準備ができているか』
美咲のが震えた。
「……違う」
わず声がた。
母は自分を監していた。
そうっていた。
でも。
母が見ていたものは。
自分のではなかった。
自分が、自分で選べているか。
そのために。
母は17。
毎朝起きていた。
しかし。
美咲の胸には別のも残った。
だからといって。
許せるわけではない。
母は美咲のを止めた。
母は美咲のを変えた。
母は「あなたのため」という言葉で、美咲の選択を奪った。
していた。
でも。
傷つけた。
そのつは消えなかった。
美咲は写真フォルダを閉じようとした。
その。
つの違に気づいた。
写真の枚数。
842枚。
でも。
母がきていた17の数を考えると。
ない。
毎撮っていたなら。
6000枚以あるはずだった。
なぜ。
842枚なのか。
美咲はもう度、写真覧を見る。
欠けている期があった。
2007412から。
2012630まで。
毎。
その。
5。
写真がない。
再び始まったのは。