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"「介護が悪い」と責めた家族の3日後" 第20話

これが私にとってのさな報酬だった。

11から無責任な言葉を投げかけていた義妹が、たった3の現実をり、私の孤独を理解し、私と同じ側にってくれたのだ。

俊夫は自分が完全に孤しているという現実を、ここで初めて突きつけられた。

さん、ごめんね。がこんなになってて……」

ベッドに移った義母さんが申し訳なそうに目を伏せた。

「お義母さんが謝ることじゃありませんよ。ゆっくり休んでくださいね。」

私は布団を掛け直し、静かに襖を閉めた。

これで話しいの声が響いても、義母さんを直接傷つけることはない。

荒れ果てたリビングのテーブルを囲むようにして、族会議が始まった。

ゴミを端に寄せたテーブルの向こう側に、俊夫が1で座っている。

こちら側には私と弓、そして岸さんと弁護士が同席した。

には息が詰まるようない沈黙が流れていた。

俊夫は貧乏ゆすりを止められず、何度も額の汗を拭っている。

彼はこの沈黙に耐えきれなくなり、わざときな声をした。

「おい、客が来てるんだぞ。お茶くらいしたらどうだ?」

それは彼が自分のを保つための、最の浅ましい抵抗だった。

妻に命令し、従わせることで主導権を握り直そうとしたのだ。

しかし私は歩もかなかった。

膝のを置いたまま、俊夫の焦りに満ちた目を真っ直ぐに見返した。

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「私は今はお茶を淹れません。」

私の静かな言に、俊夫の顔が歪んだ。

「な、お俺に恥をかかせる気か!」

「恥をかいているのは、ご自分自いのせいです。」

私が答えるより先に、弁護士がくよく通る声で言った。

弁護士は鞄のから分いファイルの束を取りし、テーブルのに置いた。

そのい音が、リビングの空気を瞬にして凍らせた。

「佐藤俊夫さん。私はさんの代理として、そして文子さんの権利を守る専としてここに来ています。」

弁護士の線は鋭く俊夫を射抜いていた。

「これは夫婦の喧嘩でも、ただの族の問題でもありません。法続きを提とした正式な通です。」

俊夫の貧乏ゆすりがピタリと止まった。

彼の呼吸が浅くなり、目が泳ぎ始める。

「通って……俺は母さんのために良かれとって……」

枯れた声で言い訳を始める夫を、弁護士はで制した。

「良かれとって、ですか?ではお尋ねします。」

弁護士の声はっているわけではなかった。

ただ切交えない、事実だけを切り取るようなたさがあった。

それが逆に、嘘を塗り固めてきてきたにとっては最も恐ろしい刃となるのだ。

弁護士がファイルのから1枚の類を抜きした。

それは私が見覚えのある記録のコピーだった。

「あなたが本当にお義母様のためにとおを使っていたというのなら、なぜこのような自然な記録が残っているのでしょうか?」

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弁護士がテーブルの央に差ししたその類。

それを見た瞬、俊夫の顔から完全に血の気が引いていくのが分かった。

彼の喉が鳴る音が、静寂に包まれた部に響いた。

彼が絶対に隠し通せるとっていた秘密の扉が、今専という第者のによって容赦なくこじけられようとしていたのだ。

そしてそれは、彼がこれから迎える本当の崩壊の、ただの序章に過ぎなかった。

弁護士がテーブルに置いた1枚の類。

それは義母のが振り込まれる通帳のコピーだった。

そしてその横には、俊夫のクレジットカードの引き落とし細が付順に並べられている。

2つの類には、蛍ペンで規則な印がつけられていた。

「佐藤さん、この赤い線の部分を見てください。」

弁護士の指が3の記録を静かに指し示した。

「文子さんの座から10万円が引きされた翌。あなたのカードで級温泉旅館の宿泊費が決済されています。」

俊夫の目が泳ぎ始めた。

呼吸が浅くなり、ネクタイの結び目を無識に緩めようとする。

「そ、それは偶然だ。俺の料から払ったんだ。」

「では、この青い線の部分はどうですか?」

弁護士はややかに次の記録を指した。

「先、文子さんの座から8万円が引きされています。

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