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"「介護が悪い」と責めた家族の3日後" 第15話

それどころか過の使い込みについても法な調査が入り、返還を求められることになる。

「あの、ショートステイを解約すると言ったわ。」

私は妹に向かって静かな声で言った。

「でも、それはできない。」

事務所を、私と岸さんは急いで役所へ向かった。

そして義母の主介護者の変更続きと同に、齢者虐待防止法に基づく経済虐待の相談を正式に窓へ通してきたのだ。

政とケアマネージャーが介入した今、虐待の疑いがある族が勝に介護サービスを打ち切ることは許されない。

俊夫は自分がまだ全てを支配している気でいる。

しかし現実は、彼の元はすでに完全に崩れ落ちているのだ。

私はスマートフォンをに取り、岸さんへいメッセージを送った。

『今、夫が来ました。予通りショートステイの解約とお義母さんの放置を盾に脅してきました。』

送信ボタンを押すと、数秒も経たないうちに返信が来た。

解しました。の朝、予定通りきます。さんはして休んでください。』

私は画面を閉じ、い息を吐きした。

窓のには、完全に夜のが広がっていた。

俊夫は今頃、自分の脅しが完璧に決まったと信じ、酒でもんでいい気分で眠りについているだろう。

の朝、私が泣きながら通帳を返しに来る姿を像して。

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しかしの朝、彼を待っているのは私ではない。

彼がこれまで見し、適当にあしらってきた社会のルールそのものだ。

11、私が1で流し続けた涙のさを。

命を預かるということの本当の恐ろしさを。

彼は、をもってることになるのだ。

私はたくなった両く握りしめた。

もう迷いはない。

私の静かなる反撃は、いよいよ最終段階に入ろうとしていた。

翌朝、夫の俊夫はいつもよりく目を覚ました。

計の針は午7を指している。

彼は嫌よくベッドから起きがり、リビングのカーテンをけた。

昨夜の自分のに、彼は絶対な自信を持っていた。

妻のは必ず泣きながら帰ってくる。

通帳と印鑑を返し、今まで通りの従順な妻に戻るはずだ。

彼はそう信じて疑わなかった。

しかし午8を過ぎても、玄関のチャイムは鳴らなかった。

俊夫は腕組みをして、リビングをうろうろと歩き回り始めた。

「あの野郎、本当に俺をらせる気か。」

彼は舌打ちをしてスマートフォンをに取った。

そしてりに任せて、ショートステイ先の施設へ話をかけた。

数回のコールの、施設の相談員が話にた。

「佐藤ですが、今から母を連れて帰ります。今すぐ準備させてください。」

俊夫はまるで荷物の受け取りを変更するかのような、横柄な調で言った。

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自分が族の代表であり、自分の決定が全てにおいて優先される。

その傲が声の端に表れていた。

しかし、話の向こうの相談員は、昨とは全く違うたい声で答えた。

「申し訳ありません、佐藤さん。文子さんの退所はお断りいたします。」

俊夫は自分のを疑った。

「断るってどういうだ?俺は息子だぞ!」

相談員は静に返した。

「昨の夕方、担当ケアマネージャーと政の窓から、正式な通達がありました。」

相談員はを交えずに、淡々と事実を告げた。

「ご族による経済虐待の疑いがあるとの報告です。」

「ぎゃ、虐待だと!?」

俊夫の声が裏返った。

「現政と専が介入し、事実関係の調査に入っています。ご本全を確保するため、ご主の独断による連れ帰りは認められません。」

「ふざけるな!俺のだ。俺の親だぞ!」

「これ以声をされるなら、警察に相談させていただきます。」

ツーツーという無質な音が、俊夫の元で響いた。

話はに切られていたのだ。

俊夫はスマートフォンを握りしめたまま、そのにへたり込んだ。

彼が最も恐れていた事態が、すでに起きていた。

自分の支配にあるとっていた妻は、とっくにの届かない所へき、社会のルールという巨な壁を築きげていたのだ。

母親を質にして脅すという卑劣な計画は、実するに完全に打ち砕かれた。

9

俊夫は放状態のまま会社へ勤した。

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