"6秒の着信" 第10話
警察が「なぜに乗せたのか」と尋ねると、テミンはしばらく答えられなかった。やがて「夕の撮所まで歩くとにわなかったから」と言ったが、当の照状況を再現するとその説にも矛盾があった。彼が示した所は写真点から分徒歩で到達でき、を使う必などなかったのである。
捜査員はテミンの過もさらに調べた。すると失踪事件の数、女性登客から「気のない所までついて来られた」という相談を受けたことがある物だと判した。正式な事件にはならなかったが、勤務先でも女性客に必以に声をかけていたという証言が複数てきた。
テミンが最初からジフンを狙ったわけではなかった能性がかった。
SNSで「彼女を驚かせたい」と連絡してきたジフンのプロフィールには、アリンとの写真が数掲載されていた。捜査員は、テミンがそれを見て初めて計画を変えたのではないかと考えた。無料で撮を申したことも、別々のから来るよう指示したことも、最終にのいない管理へ誘導するための準備だった。
ただつ、テミンにとって定だったことがあった。
ジフンが最までアリンかられなかったことである。
供述が崩れ始めたのは、警察がハードディスクから復元したつのテキストファイルを見せただった。
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事件当の午1138分に作成され、翌朝削除されていたい文章である。
〈男が邪魔だった。予定が全部変わった〉
テミンはそれを見た、い俯いていた。
そして、古い管理のさらに奥にある所について話し始めた。
テミンが示したのは、般の登図には記載されていない廃棄済みの資材保管区域だった。かつて登補修用の材や具を置くために使われていた所で、2019当には入がで覆われていた。管理からさらに林のへ入り、崩れかけた斜面を越えなければ到達できないため、過の捜索区域からもれていた。
警察と岳救助隊は202211、その区域を集に捜索した。レーダーと属探を使い、過に面が掘り返された能性のある点を確認していった。3目、倒のくで通常とは異なるの層が見つかった。
そこからジフンが使っていた腕計の部と、アリンのバッグについていた属製の飾りが発見された。
さらに調査がみ、2のものとみられる骨の部が確認された。DNA鑑定にはがかかったが、翌、双方の族との親子関係に矛盾しないという結果がた。3、族が望み続けていた「どこかできているかもしれない」という能性は、その瞬に失われた。
テミンの最終供述によれば、彼は当初アリンだけを管理の奥へ連れていくつもりだった。
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ジフンには別の撮所を教え、をずらせばしばらく2を引きせると考えていた。しかしジフンは約束された所へ到着するとアリンを待ち、午4頃には再び流してしまった。
そこでテミンは計画を変更した。記写真を撮った、「もっと景のいい所がある」と2を古い管理へ誘導し、途からへ乗せた。警察が2019に監カメラへ映ったと考えていた午410分頃の黒と赤の物についても、再解析の結果、ジフンとアリン本だと断定できる画質ではなかった。
つまり「午410分まで2は公式登にいた」という提そのものが違っていた能性があった。
アリンの携帯話はに乗る直、排溝くで落ちたとテミンは供述した。彼自も落に気づかなかったため、端末だけがと落ち葉に覆われ、3そこに残った。それが事件を解く唯の証になったのである。
のでジフンは次第に審を抱いたという。アリンが「もう戻りたい」と言いし、ジフンもを止めるよう求した。そこで論になり、テミンは2が警察へけば、自分が偽のアカウントを使って若い女性を奥へ誘っていたことが発覚すると考えた。
そのについて、テミンは最まで詳しい説を避けた。裁判でも暴力の具体状況については供述を変え続け、部は物証拠だけで認定された。
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