"ETCに残らない白バイ" 第12話
輩にそう話すことがあった。
「当分からなかったことが、今なら分かるかもしれない。資料のに残っているものを諦めるな」
の事件が、それを教えていた。
1本の映像。
画面の隅に映った腕計。
いワゴン。
消えた料所の記録。
10にはを持たなかったさな報が、技術とによって証拠へ変わった。
事件からいが経っても、記録そのものは消えていなかった。
が最にった関自では、今もくのバイ隊員が交通全のため巡回している。
青い空の。
い体が列のをっていく。
その姿を見れば、正志は今でも瞬だけをいす。
い黒髪をヘルメットへ収め、背筋を伸ばしてバイクへまたがっていた28歳の。
「全運転の見本となれるよう、しっかり努めます」
事件当の朝、そう答えた声。
午1030分頃。
「異常なし」
それが無線に残った最の声になった。
自は、そのしに自分のに何が起きるのからなかった。
族もらなかった。
正志もらなかった。
ただ、彼女がった痕跡だけはの記録と映像のに残り続けた。
そして10。
そのさな痕跡が、止まっていた事件を再びかした。
いバイクが消えた所。
料所の記録から途切れた軌跡。
古い映像に残った男の首。
それらをつずつつないだ先に、族が10探し続けた答えがあった。
になると、湾岸幕張PAの周囲にもしい緑が増える。
2003412と同じ季節が、毎巡ってくる。
静子は最にパーキングエリアを訪れた、帰り際に度だけ振り返った。
駐の向こうに速が見えた。
その、くを1台のバイがり抜けた。
静子はしばらくその姿を目で追った。
やがて見えなくなると、さく頷いた。
「ってらっしゃい」
10なら、その言葉のに「帰っておいで」と続けていた。
けれどそのは、もう言わなかった。
はようやく族のもとへ帰ってきた。
すぎる捜索は終わった。
残された々のも、そこからしずつき始めていた。
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