"ガジュマルの根が暴いた夜" 第8話
恵美は次に、現写真を置いた。
ガジュマルの根のからた3体の遺骨。
さなピンクの布。
「15です」
龍は写真を見ない。
「この子は15、のにいました」
「……」
「誰かが本当のことを話すのを待っていた」
龍のが震えた。
「俺は何もらない」
「そうですか」
恵美は淡々と答えた。
「虎さんは、しずつ話し始めています」
龍が顔をげた。
実際には、その点で虎もまだ決定な供述はしていなかった。
しかし恵美は続けた。
「15経っています。あなたたちが守ろうとしたは、今もあなたを守ってくれていますか」
龍の唇がいた。
「このまま残りの、あの子の顔をいし続けますか」
い沈黙。
龍は目を閉じた。
そしてさく言った。
「……予定と違ったんだ」
それが崩壊の始まりだった。
同じ頃。
別の取調で虎も追い詰められていた。
「龍が話しています」
担当刑事が告げた。
虎は顔を変えた。
「何を?」
「のことです」
虎はしばらく否定した。
だが、自分だけが全ての責任を負わされるのではないかとじた瞬、態度を変えた。
「全部、吉田に言われたんだ」
机を叩いた。
「俺たちが勝にやったんじゃない」
供述は徐々に具体になった。
事件当夜。
龍と虎はへ向かった。
吉田からは、「健を黙らせろ」と命じられていた。
「証拠を持って警察へこうとしてる。脅してでも止めろ」
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最初から族3を殺害する指示だったのか。
そこは2の供述がい違った。
しかしへ侵入した、状況が制御能になったことは致していた。
健は族を守ろうと抵抗した。
取っ組みいになり、部のは激しく乱れた。
そので虎がにした皿で健をく殴った。
健はへ倒れた。
「まさか、あそこまでになるとはわなかった」
虎は俯いた。
物音を聞き、美玲が寝からてきた。
そのろにはがいた。
母親は娘を抱き寄せ、目のの景を見てけなくなった。
龍と虎も混乱した。
「俺たちは吉田に話した」
「何と伝えたんです」
「がんだ。奥さんと子供に見られたって」
話の向こうで、吉田はしばらく黙った。
そしてたい声で答えた。
「目撃者は残すな。全部片づけろ」
虎はその言葉をにした、顔を覆った。
恵美は何も言わなかった。
その夜、の幸福は完全に終わった。
3はその、廃棄物処理施設へ運ばれた。
吉田は田へ連絡し、証拠ごと消すよう命じた。
しかし田は従わなかった。
れず遺体を持ちし、寺へ埋めた。
ビジネスバッグや族の持ち物も緒に運んだ。
そのへ、監に使われていたフィルムまで紛れ込んでいた。
結果として、犯側が完全に消したつもりだったものが15のに保されることになった。
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龍。
虎。
田。
3の供述がつながった。
残るのは、吉田敬吾だった。
吉田敬吾は再び警察へ呼ばれた。
今回は事聴取ではなかった。
田恵美は取調の机へ、1つずつ資料を並べた。
龍の供述。
虎の供述。
田の供述。
ボタンの鑑定結果。
朝建設と2の男をつなぐの記録。
15の監写真。
健が会社の正を調べていたことを示す資料。
吉田は最初、静だった。
「犯罪者が刑を軽くしたくて、私へ責任を押しつけているだけでしょう」
「3とも別々に話しました」
「裏をわせることはできます」
「15からですか?」
吉田は黙った。
「田さんが隠していたボタンは、あなたと関係していた物につながりました」
「それだけで私が命令した証拠にはならない」
恵美は虎の供述調をいた。
「事件当夜、あなたへ話した」
「記憶にありません」
「あなたは『目撃者を残すな』と命じた」
「言っていません」
「龍も同じ内容を供述しています」
吉田の額に汗が滲んだ。
恵美はさらに、健を監していた写真を机へ置いた。
「さんは何を見つけたんですか」
「りません」
「ではなぜ監したんです」
「私は監などしていない」
「このフィルムは犯に関係する所からています」
吉田の呼吸がし乱れ始めた。
15。
会で事聴取を受けた、吉田は全てを切り抜けた。
証拠がなかった。
自分にはアリバイがあった。
実役はを閉ざした。
遺体は消えたと信じていた。
15、その成功体験のできてきた。
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