"アクセル細工の報い" 第10話
さっき自宅で翔太と話した内容も聞いてください」
録音データを再する。
『父さんたちが怪したら、備良ってことになるかもしれない』
翔太自の声が、コンビニの駐に流れた。
『保険も対象なんだろ? だったら損害は全部穂が払うことになる』
義父の顔が引きつった。
翔太が叫んだ。
「穂、やめろ!」
私は止めなかった。
『俺も父さんたちには怪してほしくない。ただ、このまままで無事だと……』
そこで度言葉に詰まる翔太の声。
続いて私の声が入っていた。
『証拠を消したいの?』
そして翔太。
『だって俺、犯罪者にはなりたくないし』
私は再を止めた。
周囲が静かになった気がした。
義両親は何も言わない。
やがて義父が、震える声で尋ねた。
「翔太」
翔太は顔をげられなかった。
「お、俺たちが事故に遭ってもいいとってたのか?」
「違うよ父さん」
「だったら、なんでをまたかそうとしていた」
「急いでたから……」
義母の目から涙がこぼれた。
「もし私たちが本当に事故に遭っていたら?」
「そんな事故になるとはってなかった」
「さっき万ががあるって言ったでしょう!」
義母の声が響いた。
翔太は完全に追い詰められていた。
「俺はただ穂のをかしたかっただけなんだよ」
私はその言葉を聞き、最の迷いが消えた。
「そのために、私が乗るへこんなことをしたの?」
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翔太は何も言わない。
「もう緒にはいられない」
私ははっきり告げた。
「婚して」
翔太が顔をげた。
「は?」
「聞こえたでしょう」
「いや、待てよ。婚はしない」
「どうして?」
「今回のことは、ただの悪ふざけだった」
「悪ふざけで済むことじゃない」
私は歩がった。
「私だけじゃなく、お父さんたちまで危険に巻き込んだのよ」
「もう度としない」
翔太は私の腕を掴もうとした。
私は避けた。
「婚はやめてくれ。事も押しつけない。遺産の話もしない」
「今さら遅い」
「俺、本当に穂をしてるんだ」
「それならどうして、私の切なへを加えたの?」
翔太は答えられなかった。
義父はしばらく黙っていたが、やがてい声で言った。
「今回のことは、全部おの自業自得だ」
翔太が信じられない顔で振り返った。
「父さん?」
「俺たちまで巻き込んだ」
「悪かったよ」
「謝られても許せん」
義母も涙を拭いながら言った。
「穂さんが止めてくれなかったら、私たち本当にどうなっていたか分からないのよ」
「母さんまで……」
「もうあなたを庇えない」
翔太の顔から全てのが消えた。
その、くからパトカーの音がづいてきた。
私はコンビニへ向かう途、すでに警察へ連絡していた。
へ故に何らかのを加えられた能性があり、防犯カメラと載カメラに記録が残っている。
事故が起きる危険があるため、は現かしていない。
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それだけを簡潔に説していた。
パトカーが駐へ入ると、翔太の表が変わった。
「穂、もうやめよう」
先ほどまでとは別のように声がい。
「俺も悪かったから」
「警察のに説するわ」
「げさにする必ないだろ」
「あるわ」
警察官がづいてきた。
私は事を最初から説した。
昨晩、防犯カメラが翔太のを記録していたこと。
載カメラにも審なきが映っていること。
専から、させない方がいいと言われたこと。
義両親がを持ちしたため、全確保のためかせない状態にしたこと。
そして翔太自が、審な為を認めるような発言をしていること。
「映像と録音があります」
スマートフォンを見せた。
警察官は真剣な表で確認した。
翔太は次第に落ち着きを失っていった。
「違うんです」
「何が違うんですか?」
「俺はを壊そうとしたわけじゃない。この女が勝に話をきくしてるんです」
義父が横から言った。
「翔太、もうやめろ」
「父さん!」
「映像が残ってるだろ」
「でも俺は」
「黙って話を聞け」
翔太はそのも必に説しようとしたが、警察官は落ち着くよう促し、詳しく事を聞くため同を求めた。
パトカーへ向かう途、翔太は何度も振り返った。
「穂、待ってくれ」
私はそのからかなかった。
「弁護士を通して婚の続きをするから」
「穂!」
その声が聞こえなくなるまで、私はの横にっていた。
翔太が警察とともにった、義両親が私へづいてきた。
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