"アクセル細工の報い" 第8話
「父さんたちを巻き込むつもりはなかった」
その言が全てだった。
私はポケットのでスマートフォンの録音を始した。
これから翔太が何を言うか分からない。
自分を守るため、会話を残しておく必があるとった。
すると翔太は、信じられないことを言い始めた。
「でも、もし事故が起きたら穂の責任だからな」
「どうして?」
「の所者は穂だろ」
「を加えたのは翔太でしょう」
「そんなの証できるのか?」
翔太の元に、気な笑みが浮かんだ。
「父さんたちが怪したら、備良ってことになるかもしれない。保険も対象なんだろ? だったら損害は全部穂が払うことになる」
その目を見て、背筋がえた。
両親の無事より、おの話をしている。
「お父さんたちが事故に遭うかもしれないのよ」
「誰も事故を望んでるわけじゃない」
「でも起きたら私に賠償させるつもり?」
翔太は答えなかった。
否定もしなかった。
私はスマートフォンの画面を確認した。
「悪いけど、お父さんたちは無事よ」
翔太が顔をげた。
「なんで分かるんだよ」
「は今、くのコンビニに止まっているから」
「は?」
私は両の位置報を表示した。
「ここ」
画面の印は、からそれほどくないコンビニの駐で止まっている。
「なんでそんなの分かるんだよ」
「盗難対策で位置報を確認できるようにしたの」
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翔太は言葉を失った。
には盗難対策のため、位置確認と定条件で再始を防ぐセキュリティ能を追加していた。
義両親がを持ちした直、私は翔太がをびしたタイミングでスマートフォンを操作した。
ただしに突然を止めるような危険な仕組みではない。
度全にし、その再びかそうとしたに作する設定だった。
「じゃあ父さんたちは、もうをかせないってこと?」
翔太が尋ねた。
「今の状態ならね」
「なんでそんなことするんだよ!」
「危険な能性のあるをらせ続ける方がおかしいでしょう」
「でも父さんたちは元司のにくんだぞ」
私はを疑った。
「今そんな話?」
「約束のに遅れるだろ」
「事故に遭うよりいいじゃない」
翔太は何か言おうとしてを閉じた。
「セキュリティ解除してよ」
「しない」
「父さんたち困ってるんだぞ」
「だからこそかさないの」
翔太はを抱えた。
「なんでこんなにうまくいかないんだよ」
わず聞き返した。
「何が?」
「いや……」
自分がを滑らせたことに気づいたのか、慌てて黙った。
その、翔太のスマートフォンが鳴った。
画面には義母の名が表示されていた。
「母さんだ」
翔太は私を睨んだ。
「余計なこと言うなよ」
通話を始めると、義母のきな声がれた所にいる私にも聞こえた。
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「翔太、がかないの!」
「え? そうなの?」
翔太は驚いたふりをした。
「さっきコンビニに止めたら、それからエンジンがかからなくなったのよ!」
「そんな馬鹿な」
「どうなってるの? 穂さん、ちゃんと備していたのかしら」
翔太は私を見ながら答えた。
「何か問題があるのは違いないな。穂にも聞いてみるよ」
「今そこにいるんでしょ? 変わって」
「いや、穂に聞いたって原因は分からないよ」
「いいから変わりなさい」
義母は引きがらない。
苛った翔太が声をめた。
「とりあえずコンビニにいてくれ!」
話の向こうが静かになった。
「翔太」
義母の声がくなった。
「どうして私たちがコンビニにいるってってるの?」
翔太の顔が固まった。
「え?」
「今、がかないってしか言ってないわよね」
「周りが騒がしいから、なんとなくコンビニかなって」
苦しい言い訳だった。
「もしかしてくにいるの?」
「いないよ」
「じゃあどうして所が分かったの?」
「うるさいな。細かいことはいいだろ」
翔太が話を切ろうとした。
私はすぐにづき、スマートフォンを受け取った。
「お母さん。穂です」
「穂さん?」
「は、今はかさないでください」
「どういうことなの?」
私は息をえた。
「昨晩、翔太が私のへ審なことをしている映像が残っています」
義母はしばらく黙った。
「何を言ってるの?」
「専にも確認してもらいました。
全が確認できるまでらせない方がいいと言われています」
「翔太がそんなことするわけないでしょう」
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