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"アクセル細工の報い" 第6話

そして義母が突然、別の提案をした。

「おが嫌なら、何か別のものを翔太へ譲ったら?」

嫌な予がした。

「それこそ、おじいさんのなんてどう?」

翔太の目が瞬で輝いた。

「俺、あのずっと格好いいとってたんだ」

「最同僚もみんな買ってるし、俺もちょうど欲しかったんだよ」

義父も笑った。

穂さんにはきすぎるだろ。翔太が乗った方が似うんじゃないか?」

胸の奥が気にえた。

「あのは譲りません」

はっきりと答えた。

「祖父が切にしていたです」

翔太の眉に皺が寄った。

「俺、ずっと嫌だったんだよ」

「何が?」

穂が運転して、俺が助席に座るの」

呆れて言葉がなかった。

「俺には絶対運転させないし。そんなに信用できない?」

「以事故を起こしたでしょう」

義両親も当然、その事故をっていた。

しかし義母は軽くを振った。

「あれは3でしょ」

「翔太だって反省しているわ」

義父も続けた。

「むしろいいに乗せれば、丁寧に運転するようになるかもしれない」

「そんな理由で貸せません」

何度言っても3は諦めなかった。

ついには翔太が苛ったように言った。

「俺に渡さないなら、売ればいいじゃん」

「何を言っているの?」

「維持費もかかるし、穂には軽自分だろ」

私はりを抑えながら答えた。

「あのには、おじいちゃんとのが詰まっているの。

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売るつもりも、翔太に渡すつもりもない」

も渡したくないって、やっぱり穂は自分勝だな」

義母までを鳴らした。

「どれだけおを持っていても、が貧しいのね」

私はその瞬、このたちと族でいること自体が嫌になった。

それからも翔太と義両親は、を譲るよう何度も求してきた。

義母から話がかかってきて、

「翔太があんなに欲しがっているのよ」

と言われることもあった。

義父からは、

「夫婦なら財産くらい共するものだ」

と説教された。

翔太本も、私がガレージへくたびの話をした。

「やっぱり俺に譲れば?」

「嫌」

「売ればかなりのになるよ」

「売らない」

何度断っても終わらない。

私は本格婚を野に入れた。

しかし、すぐに切りすことはしなかった。

今の翔太なら、財産分与だ、慰謝料だと言って、祖父の遺産まで自分のものにしようと騒ぐ能性がある。

義両親も翔太の方をするだろう。

まずは静に準備しなければならない。

そんなある

玄関へくと、翔太が靴箱のに置かれた私のの鍵をじっと見つめていた。

「何してるの?」

声をかけると、翔太の肩がきくねた。

「別に」

「言っておくけど、はあげないからね」

「何も言ってないだろ」

翔太は骨に嫌な顔になった。

「鍵を見ることすら駄目なのかよ」

「そういうじゃないけど」

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「さすがに盗んだりしないから、変に疑うのやめろよ」

それだけ言うと、翔太はに自へ戻った。

その背を見ながら、が残った。

私は翌、ガレージの防犯設備を見直した。

載カメラもしいものへ交換した。

の周囲だけでなく、乗り込んだきもできるだけ記録できるようにした。

さらに盗難対策として、両の位置を確認できるセキュリティ器も取り付けた。

万がには、状況を確認したかせないようにできる能もあった。

祖父から譲り受けたものは、自分で守る。

そう決めた。

それから約2週

夜に防犯カメラが反応した。

そして私は、翔太が審な為をしている姿を見た。

翌朝。

翔太が異様なほど私を買い物へかせたがったことで、疑いは確信に変わった。

私は事をしながら、昨晩の映像を何度もい返した。

具体なことは分からない。

だからこそには絶対に乗らない。

そしてそののうちに、備に詳しい古い友へ映像を送り、状況を確認してもらうつもりだった。

まさか、そのに義両親が来るとはわなかった。

「事故は絶対起こさないから」

義父はそう言って、私のの鍵を持ったまま玄関をようとした。

翔太の声が裏返った。

「父さん、本当にやめろ!」

「しつこいぞ」

義父は振り返った。

「俺を老扱いするな。ゴールド免許だぞ」

義母も笑った。

「翔太、自分が運転させてもらえないからって嫉妬してるの?」

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