みかん小説
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"凍った再婚式" 第12話

はるかにとってもそうだっただろう。

でも結果に。

あのしいを始めたのは私だった。

夫の再婚式を壊したではない。

退職2500万円を凍結させたでもない。

隠し財産をるみにしたでもない。

私はただ、自分のをもう度、自分の元へ戻した。

それだけのだった。

玲子と半分ずつ菓子をべた。

では京都の古い通りをが抜けていた。

夕方になり、くの寺から鐘の音が聞こえた。

く、い音だった。

私は窓のを見た。

空がに変わっていた。

「静かね」

玲子が言った。

私は頷いた。

「うん」

静かだった。

けれど、夫の帰りを待っていた頃の静けさではない。

誰かに裏切られるの静けさでもない。

もう何かが起きるのを警戒する必もない。

自分で選んだ部

自分で買った菓子。

自分が会いたいとった友

自分がみたいに点てた抹茶。

それだけで分だった。

36、私は正夫の忘れるものを拾い続けた。

鍵。

薬。

保険。

約束。

族との関係。

そして最に正夫が忘れたのは、私にも自分のがあるということだった。

それだけは、私自した。

鐘の音がもう度、くから届いた。

く響き、やがて京都の夕暮れのへ溶けていった。

私は最の抹茶をみ、空になった茶碗を静かに置いた。

もう誰かのために次の予定を確認する必はなかった。

のことは、になってから決めればいい。

そんな当たりの自由を、私は36ぶりにに入れていた。

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