みかん小説
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"凍った再婚式" 第9話

正夫から、正式に自分たちのになると説されていたのだろう。

しかしマンションは財産保全の対象となり、自由に扱えなくなった。

はるかはしばらくホテル暮らしをした、京都をれたと聞いた。

そのどこへったのか、私はらない。

ろうともわなかった。

はるかがどこまで正夫の嘘をっていたのか。

私がすること自体はっていただろう。

けれど「すでに婚についてしている」という正夫の話を信じていた能性もある。

だから私は、彼女に対してい復讐を持てなかった。

正夫との関係に責任がないとはわない。

ただ、36の夫婦関係を壊した責任のにいるのは、私と結婚していた正夫だった。

それを私は混同したくなかった。

4か

婚に関する主続きが終わった。

類へ自分の名いた。

林佳子。

36、婚姻届へいたのと同じ名

けれどは全く違った。

さんが確認した。

「これできな続きは区切りです」

私は頷いた。

「ありがとうございました」

「お疲れさまでした」

その言葉を聞いても、涙はなかった。

嬉しくもなかった。

勝ったともわなかった。

ただい仕事を1つ終えたような気分だった。

続きが終わった、あるから尋ねられた。

「全部終わって、今はどんな気持ち?」

私はその質問に、すぐ答えることができなかった。

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正夫が100で恥をかいたことをせば、痛だとうのか。

はるかがいドレスのまま会たことを聞いて、満したのか。

退職2500万円を正夫が自由に使えなくなり、京都のマンションも放すことになった。

私は約3400万円を受け取った。

それを「勝った」と言うこともできたのかもしれない。

でも、私にはそうえなかった。

夫が痛い目を見たから嬉しいわけではない。

はるかがむ予定だったマンションを失ったから満したわけでもない。

100に正夫の嘘がられたことも、今となっては私の活には何のもなかった。

私にとって最もきかったのは、招待状を見つけたあの夜だった。

私は1で居にいた。

夫の鞄から、自分の夫の結婚招待状を見つけた。

普通なら泣くのかもしれない。

叫ぶのかもしれない。

夫へ話をするか、相の女性を探すか、友に助けを求めるのかもしれない。

でも私は、そうしなかった。

写真を撮った。

元の所へ戻した。

お茶を入れた。

そして最までんだ。

は震えなかった。

自分でも、そのことがだった。

36、私は正夫を支えることに慣れていた。

何でも覚えていた。

計を管理した。

保険を更した。

病院の予約を取った。

池を交換した。

薬をませた。

族の予定を把握した。

親戚との付きいも忘れなかった。

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正夫は、それを「妻だからやって当然」とっていたのかもしれない。

私自も、そうっていた。

けれど招待状を見つけた夜。

初めて違う考えが浮かんだ。

私は無力ではない。

ただ、今まで自分の能力を全て族のために使っていただけだ。

何かを記録する力。

数字を管理する力。

予定を忘れない力。

へ相談する力。

に流されず、順番に物事をめる力。

それらは正夫のためだけにしたものではなかった。

私自のものだった。

36の結婚が終わっても、消えない。

むしろ初めて、自分のために使えるようになった。

そう気づいた瞬が、私にとってきかった。

りが私を落ち着かせたのではない。

復讐の計画でもない。

「私には選択肢がある」

そうえたことだった。

婚する。

条件を交渉する。

財産を守る。

る。

残る。

京都へく。

どこにもかない。

誰かと暮らす。

1で暮らす。

全部、自分で選べる。

36、自分のは夫婦2分の予定表のようなものだった。

正夫の予定が先にあり、その隙へ自分の予定を入れていた。

退職

接待。

ゴルフ。

健康診断。

法事。

張。

いつも正夫の欄を先に埋めた。

、私は初めて真っ帳を買った。

最初のページをいたし困った。

く予定がなかったからだ。

翌週の

私はそこにいた。

「京都へく」

誰かの用事ではない。

正夫の付き添いでもない。

親戚の法事でもない。

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