みかん小説
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"凍った再婚式" 第7話

「マンションも本当なの?」

「私にくれるって言ったよね」

「奥さんのおが入ってるって、どういうこと?」

正夫は答えようとした。

しかし言葉をねるほど、はるかの表くなった。

やがて彼女はさなバッグを掴んだ。

そして何も言わず、会へ向かった。

正夫が呼び止めた。

「はるか、待て」

振り返らなかった。

いドレスの裾を持ちげ、で蒼た。

扉が閉まった。

玲子からメッセージが届いた。

「はるかさん、ていった」

その数秒

「正夫さん、会に1ってる」

さらに続いた。

「みんな見てる。誰も何も言わない」

に。

「写真、撮ろうか?」

私は庭を見ながら返信した。

「いらない」

そしてもう1通。

「玲子も帰っていいわ。ありがとう」

玲子からは、しばらく返事がなかった。

数分い言葉だけが届いた。

「分かった。あなたのところにこうか?」

「今丈夫」

私はスマートフォンを伏せた。

池の面にが通った。

その頃、正夫がしいの始まりだとっていた会では、100い招待客が席をち始めていた。

私がいた客は、庭園を見ろす静かな部だった。

本来、正夫とはるかがその夜を過ごすために押さえていた宿泊の配についても、浜さんと旅館側との確認の理されていた。

共同カードで支払いがわれていたこともあり、私自の権利関係を含め、必な処理がなされていた。

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私はく考えず、窓際に座った。

抹茶をお願いした。

ほどなくして、控えめなノックがあった。

「失礼いたします」

旅館の女性スタッフが入ってきた。

盆のには、桃さな菓子が置かれていた。

桜のをかたどった練り切りだった。

びらの1枚1枚まで丁寧に作られていた。

スタッフはし困ったような表で説した。

「こちら、本の特別なお席にわせて事にご注文いただいていたお菓子でございます。予定が変更となりましたので、こちらへお持ちいたしました」

私は菓子を見た。

正夫が、こののために注文したのだろう。

はるかにべさせるつもりだったのか。

100の招待客へす予定の部だったのか。

詳しいことは聞かなかった。

「ありがとうございます」

私はげた。

「とても綺麗ですね」

スタッフはしたように笑い、部ていった。

静かになった。

庭から鳥の声が聞こえた。

私は菓子を半分に切った。

36、正夫の好みにわせて事を作ってきた。

魚の付けはめ。

噌汁は赤噌ではなくわせ噌。

カレーは辛くしすぎない。

ケーキならクリームよりモンブラン。

先で事を選ぶも、まず正夫がべられるものがあるか考えた。

いつのにか、それが普通になっていた。

桜の菓子をへ運んだ。

し甘かった。

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けれど嫌ではなかった。

抹茶の苦とよくった。

私はゆっくりべた。

その途、正夫から話がかかってきた。

画面に夫の名が表示された。

私は数秒見つめた。

なかった。

すぐにもう度鳴った。

それにもなかった。

3回目。

4回目。

やがて着信が止まり、メッセージが届いた。

「どこにいる」

私は読んだだけで返信しなかった。

次。

「何をした」

その文章を見て、しだけ笑いそうになった。

何をした。

36、正夫が忘れたものを覚えていた。

正夫が使った共座の記録を取った。

正夫が自分で作った招待状を見つけた。

弁護士へ相談した。

それだけだった。

私は何も作りしていない。

3800万円のマンションを買ったのは正夫。

座からかしたのも正夫。

はるかを招待客100しい妻のように紹介したのも正夫。

私たちが婚したと嘘をついたのも正夫だった。

私は、その事実を正式な続きに乗せただけだった。

再びメッセージが届いた。

「話をしよう」

私はしばらく考えた、初めて返信した。

「今は浜を通してください」

送信した。

数秒、「既読」がついた。

すぐ話が鳴った。

私は源を切った。

夕方くになると、玲子が旅館のくまで来た。

私は部へ呼んだ。

扉がくなり、玲子は私の顔を見た。

「佳子」

その言だけで、泣きそうになっていた。

私は笑った。

「お疲れさま」

「あなた、何でそんな普通なのよ」

玲子は座ると、く息を吐いた。

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