"25年目の自白状" 第5話
純郎は、息子がくきられないとった頃から、秘密裏に同じ頃のを探していた。
齢。
見。
庭環境。
そして将来性。
何もの子供が調べられた。
そので選ばれたのが、
佐藤健だった。
「待ってください」
吾はちがった。
「選ばれた?」
「夫はあなたの息子さんを……」
美紀子の声が震えた。
「自分の息子の代わりにしようとしたんです」
吾はしばらく理解できなかった。
「代わり?」
「純也がくなった、世には奇跡に回復したように見せかけ、その名で健さんを育てました」
吾の顔から血の気が引いた。
「何を言ってるんだ……」
「19825」
美紀子は目を伏せた。
「夫の部が群馬へきました」
吾は両を握った。
「川のか」
美紀子は頷いた。
「川へ落ちたように見せるため、靴と子を残しました」
あの運靴。
流で見つかった赤い子。
すべて。
事故ではなかった。
「じゃあ……」
吾の声が掠れた。
「俺の息子は、そのからここで?」
「最初は別の施設にいました。その、林の子供として活しました」
「健は自分が健だとっていたんですか?」
「いいえ」
「なぜ?」
「薬で眠らされ、目を覚ましたには……」
美紀子は唇を噛んだ。
「事故で部の記憶を失ったと説しました」
吾は壁を殴りそうになった。
しかし力が入らない。
「25……」
写真を見る。
の青。
「俺の息子は、25……」
「林純也としてきました」
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「今どこです?」
吾は即座に尋ねた。
「くなったと言いましたね」
美紀子の目から涙が落ちた。
「3です」
「病気?」
「交通事故と発表されました」
吾の膝から力が抜けた。
子へ座る。
25。
いつか帰ってくると信じた。
きていた。
本当にきていた。
京にいた。
学へき。
成し。
になった。
なのに今度は、
もう本当にいない。
「俺は……」
声がない。
「25、何のために……」
美紀子は何も言えなかった。
しばらくして、吾は写真をに取った。
「幸せでしたか?」
美紀子は答えるまでがかかった。
「良い教育を受けました」
「それは聞いていません」
吾が顔をげる。
「俺の息子は幸せだったんですか?」
美紀子の目が伏せられた。
「分かりません」
正直な答えだった。
「欲しいものは何でも与えられました。でも、いつも何かを探しているような子でした」
美紀子は別の封筒を取りした。
「これを」
「何ですか」
「夫の告です」
純郎は1かにくなっていた。
をにして、美紀子へすべてを告したという。
「それから……奥様のこともかれています」
吾のが止まった。
「子?」
美紀子は頷いた。
「奥様はっていました」
吾はゆっくり顔をげる。
「何を?」
「健さんがきていることです」
世界がもう度崩れた。
「嘘だ」
「夫が脅迫しました」
美紀子は涙を拭った。
「警察へ話せば、あなたと健さんの両方を殺すと」
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その瞬。
吾のに、子の最の文が甦った。
『許して。
私には選択肢がなかったの。』
「あれは……」
吾は目を閉じた。
「そういうだったのか」
妻はっていた。
息子がきていることを。
しかし言えなかった。
夫と息子の命を守るため。
たった1で秘密を抱えた。
そして耐えられなくなった。
吾は両で顔を覆った。
25のりが、きを失っていった。
「子……」
しばらくして美紀子が言った。
「この写真を持っていってください」
「でも」
「あなたが持つべきです」
吾は姿の息子を見た。
確かに。
9歳の健の面がある。
目。
元。
笑うの頬。
そして吾自にもし似ている。
「この、もっとりたいなら」
美紀子がしい封筒をした。
「このを訪ねてください」
所は台区。
自備。
『川備』
「川?」
「夫の運転でした」
吾が見つめる。
「25も?」
美紀子はさく頷いた。
そのの夕方。
吾はホテルへ戻った。
写真をテーブルへ置く。
になった健。
いや。
林純也と呼ばれてきた息子。
その顔を何も見つめた。
「父さんがおを見つけられなくて……」
吾は呟いた。
「すまなかった」
だが、まだ終わりではなかった。
なぜ息子はんだのか。
本当に事故だったのか。
なぜ今になってが届いたのか。
そして25、黒いに健を乗せたは誰だったのか。
翌朝。
吾は台区へ向かった。
川備は、京の古い宅の角にあった。
褪せた板。
積みげられたタイヤ。
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