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"元嫁の15枚返し" 第13話

の部が静まり返った。

「自分を縛っていた関係かられた、初めて自分のために力を使えるようになりました」

司会者が最に尋ねた。

「成功するで、きかったものは何でしょう」

恵子はし考えた。

「私を1として見てくださった方がいました」

京子の目から涙が落ちた。

誰なのか、分かっていた。

「その方が残してくださった言葉が、今の私を支えています」

恵子は名を言わなかった。

しかし京子には分だった。

自分が病へ入ることさえ嫌がった夫。

息子がの話しか持ってこなかった父親。

そのを最まで介護したのは恵子だった。

番組が終わりにづいた頃、画面には聴者から寄せられた反応が流れた。

族についてもいた。

百貨で京子たちが騒いだの映像まで、誰かによって撮され拡散されているらしかった。

羅は震えるで携帯話をいた。

検索すると、すぐに画が見つかった。

警備員に連れされる京子。

その横を慌てて歩く自分。

コメントが量についていた。

羅は携帯話を落とした。

3はようやく理解した。

ただのな嫁。

自分たちよりにいる女。

そうっていた恵子こそが、10億円の活を維持していた本当の柱だった。

へ膝をついた。

「俺は……何をしてたんだ」

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京子はで顔を覆った。

羅も壁際で泣いた。

しかし悔しても、もう遅かった。

べ物が完全になくなった。

も止まり、部い息がるようになった。

ついに健いた。

「恵子に会いにこう」

羅は首を横に振った。

「どの顔でくのよ」

「じゃあ、このまま飢えるのか」

誰も答えられなかった。

翌朝。

3は京子を古い子へ乗せ、鉄を何度も乗り換えて都へ向かった。

到着したのは、ガラス張りの層ビルだった。

正面玄関には恵子の会社の名が掲げられていた。

広いロビーへ入ると、案内係がづいた。

「ご予約はございますか?」

は声を張りげた。

「俺は佐藤恵子の元夫だ。会わせてくれ」

周囲の社員が振り返った。

ちょうどその、エレベーターがいた。

の社員と共に恵子が歩いてきた。

濃いのコート。

背筋を伸ばした姿。

迷いのない取り。

3瞬、声を失った。

京子が子からを伸ばした。

「恵子……」

へ膝をついた。

「頼む。しでいい。俺たちを助けてくれ」

羅もげた。

「お姉さん……」

恵子はを止めた。

3を見ろした。

そこにりはなかった。

しかし同もなかった。

「あなた方は、もう私とは何の関係もないたちです」

を伸ばした。

「恵子、頼む」

恵子はがった。

「私の会社からていってください」

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そのたい反応を見た瞬、健の態度が変わった。

がり、ロビーに響く声で叫んだ。

「おが父さんを騙してを奪ったんだろ!」

京子まで声をげた。

「私の夫が識もないに遺言を偽造したんでしょう!」

羅も泣きながら叫んだ。

「お姉さんのせいで私まで破談になったのよ!」

ロビーがざわついた。

恵子は鳴り返さなかった。

携帯話を取りし、ある物へ話をかけると、スピーカーにした。

「先。今、元夫と元姑が私の会社へ来ています。直接説していただけますか」

話の向こうから、あの弁護士の声がした。

「健様、京子様。学様の遺言公正証は、公証ち会いと医師による能力確認ので正式に作成されています」

の顔が引きつった。

「また、虚偽の内容を公に流布し、佐藤恵子様および会社の名誉や業務を侵害されるには、必な法措置を取らせていただきます」

さらに弁護士は付け加えた。

「学様は、ご自くなられた、ご族からこのような主張が能性まで定されておりました。そのため診断を含め、必な証拠はすべて残しておられます」

は何も言えなくなった。

父はっていたのだ。

自分の息子がどんななのか。

まで。

周囲では社員たちの声が聞こえた。

は再び膝をついた。

「恵子……いや、佐藤代表」

声は掠れていた。

「俺たち、本当にもう何もないんだ。1度だけ助けてくれ」

恵子は静かに見つめた。

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