"蜂蜜先生の救命列車" 第11話
だから勉を頑張らないと」
「応援している。何かあったら、いつでも連絡してくれ」
だけではなかった。
母親の恵も、護師になるべく本格に勉を始めていた。
ある、恵はし照れたように言った。
「今からでも遅くはないとったんです」
「きっかけは?」
「蜂蜜先の活躍を目ので見たからです。私もの命を救いたい。治療される側から、治療する側に回りたいんです」
俺なんかを見て医療のにもうとしていると聞くと、し恥ずかしくなる。
しかし、同様、恵のことも応援したかった。
恵はきっと、優秀な護師になれる。
「いつか、涼介さんのいる救急センターで緒に働きたいな。ご迷惑でなければだけど」
恵の頬がわずかに赤くなっていた。
俺はさせるように、柔らかく笑った。
「恵さんなら丈夫です。なんといっても、恵さんには蜂蜜先がついていますから」
「ありがとう、涼介さん。私、精杯頑張ります」
俺たちは、温かな空気のにいた。
このを、このまま切に育てていきたい。
そうう自分がいた。
話を切ると、鷲尾がレントゲン写真を1枚にしてづいてきた。
「涼介、この患者の写真を見てくれ」
俺は画像を確認した。
「先、緊急術をした患者ですね。順調に回復しています」
鷲尾はうなずいた。
「こうして患者の体が良くなった事実をるこそ、医者としてのご褒美をもらえている覚になるな」
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俺は笑った。
「鷲尾先も、すっかり蜂蜜先の蜜のを覚えましたね」
今では鷲尾と俺は、救急センター内でも最のコンビと言われている。
々緒にみにもく。
いい関係を作れているのは確かだった。
けれど、がいつも甘いわけではない。
今の幸せにあぐらをかいていれば、わぬ落とし穴が待っている。
11が勝負なのだ。
俺は胸にげたロケットペンダントをいた。
には母の写真が入っている。
「まだ救える命がある。そうだよね、母さん」
俺は母に、今以の精を誓った。
ペンダントをそっとデスクの引きしに入れ、青い術着のにを羽織る。
窓からは温かな差しが差し込んでいた。
まるで幼い頃、母に抱きしめられたのような覚に包まれる。
これからも俺は、蜂蜜先として域医療に力を入れていくつもりだ。
あのの蜂蜜は、命と未来をつなぐ甘い奇跡だった。
― 完 ―