みかん小説
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"支えを手放す日" 第7話

そして再び顔をげた、彼女の瞳はどこまでもたかった。

ったからではありません。

じゃあいつからだ?

謝が消えたからです。

その言葉に孝志は瞬息をんだ。

あなたが私の作った事を無言でべるようになった、私の貯からあなたの借を返済した、夫婦なんだから当然だという顔をした、あなたのご両親の面倒を全て私に押し付け、自分はで気楽に遊び歩くようになった ——。

美奈の声は決してきくなかったが、到着ロビーの騒がしい空気の議なほどはっきりと響いた。

私はずっとあなたの族のために尽力してきました。でもあなたは私を便利な財布としか見ていなかった。私が族だからと黙って耐えているのをいいことに、私の善を利用し続けた。

そう。そして決定だったのは、私が管理するカードでとのハワイ旅の航空券を決済したこと。

あの決済通を見た、私ので何かが完全に終わりました。だから全てを終わらせる準備を始めたのです。

美奈は隣に担当のをちらりと見た。

は無言のまま元の類の束を軽く持ちげて見せた。

あなたに気づかれないよう、しずつ弁護士の藤堂先にお願いし、さんにもご協力を仰ぎました。

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あなたの活基盤が全て私の信用のに成りっていることを証し、それをつ残らず切りすための準備です。

孝志はの力が抜けていくのをじた。

美奈は突発いているわけではなかった。

緻密に静に、彼というを自分のから切りすための作業をで完璧にめていたのだ。

切れていませんよね。

美奈は孝志が握りしめているスマートフォンにややかな線を向けた。

通話の画面の向こうで母親が息を詰まらせた。

今の美奈の言葉は全て話越しに母親のにも届いていたのだ。

あ、孝志、これはその ——。

孝志、あんた、まさか活費を全部美奈さんに払わせて、その若い女のと浮気して……。

母親の震える声がスマートフォンのスピーカーから響いた。

これまで優秀で親いの自の息子だと信じて疑わなかった母親にとって、それはあまりにも残酷な真実だった。

違う。母さん、でかけ直すから。

孝志は慌てて通話を切った。

額からは滝のように汗が流れ落ち、Y シャツの襟元はすでにぐっしょりと濡れている。

孝志さん。

レーナがついに完全に孝志から距を取り、ろへとがった。

彼女が抱えていたブランドバッグがのように腕にのしかかっている。

もし孝志のカードが使えないのなら、この額なバッグの支払いは体誰がするのだろうか。

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あなた、本当に最ですね。

レーナのめきった線が孝志のプライドを容赦なくえぐった。

しかし美奈の追撃はこれで終わりではなかった。

などという論で片付ける話ではありませんよ、佐々さん。

美奈は青ざめるレーナの方へとゆっくり線を向けた。

彼が失うものはまだありますから。

美奈の静かな声にレーナはびくりと肩を震わせた。

ハワイの免税で浮かれ気分で選び、さっきまで自げに見せびらかしていた真しいブランドバッグ。

それが今急に焼けつくようにく、そしてじられた。

佐々さん。

美奈はしだけ首を傾げてレナの顔をまっすぐに見つめた。

あなたが持っているそのバッグですが、先ほどの決済エラーの通をご覧になりましたよね。

ええ、あ、はい。

つまりそのバッグの代はまだ円も支払われていないということです。

彼のカードが使えない以、現の免税からの請求は購入者としてサインをしたあなたご自くことになります。

そう聞いて、レナの顔が見る見るうちに青ざめていく。

これ万円もするんですよ。孝志さんがプレゼントしてくれるって言ったから選んだのに。私、そんな急に払えません。

レナは半泣きになりながらすがるような目で孝志を見た。

孝志さん、なんとかして。あなたがおしてくれるって約束したじゃないですか。

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