"槍ヶ岳の残響 消えた登山家の真実" 第14話
「刻印周辺半径 50 メートル以内の全ての岩の隙をつつ確認せよ。危険な作業だ、細の注を払え。」
約、捜索がき詰まるが流れた、の隊員の無線から詰まった声が届きました。
「こちらに何かあります。」
田健警部は無線をく握りしめました。
「何が見えるか、詳しく報告しろ。」
「岩の隙の非常にい箇所に、ビニールで包まれた物体が見えます。」
「よし、最限慎に引きげろ。」
分、ロープを登って戻ってきた捜査隊員のに、い防パックに包まれたさな荷物がありました。
「型カメラ台と、さな帳のようなものが入っています。」
田健警部は防パックを受け取りました。
パックの角には「伊藤さゆり」とかれた古いシールが貼られていました。
「全員、直ちに科学捜査研究所へ戻れ。」
3 12 、科学捜査研究所の分析結果が届きました。
「カメラのフィルムはの湿気でひどく損傷していましたが、最先端のデジタル復元技術により、奇跡に数コマの映像を復元することができました。こちらをご覧ください。」
加藤博士が復元された写真をモニターに表示しました。
真夜に撮されたらしく画像は鮮でしたが、複数の男たちがドラム缶を面に埋めている様子がはっきりと映っていました。
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「こののシルエットの物は誰ですか?」
田健警部が画面の部分を指しました。
「体格とち姿から男性と推定されます。の作業員たちに振りで指示をしている様子です。本輔会の能性があるな。」
田健警部はい声でつぶやきました。
「しかし、より決定な証拠は緒に発見されたダイアリーでした。い防パックのおかげで、のが嘘のように完全な状態で保されていました。」
98 6 15 回目運搬 ドラム 12 個
98 7 20 回目運搬 ドラム 8 個
98 10 30 最の運搬 ドラム 5 個
伊藤さゆりのった綺麗な文字で、運搬と数量が詳細に記録されていました。関係者の名も記載されています。
加藤博士がダイアリーの別のページをきました。
本輔、昌雄。そして現で働いていた作業員数名の名がそのままかれています。
田健警部はダイアリーを枚枚丹に読みめていきました。
これは伊藤さゆりが自らの命と引き換えに守り抜いた、あまりにく決定な証拠でした。
3 15 、田健警部は昌雄を被疑者として警察署に正式に召喚しました。
数から極度の症状を見せていた昌雄でしたが、素直に召喚に応じました。
「昌雄さん、まずはお座りください。」
田健警部はたい空気が漂う取調で昌雄と向かいいました。
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「な、なぜまた私を呼ばれたのですか?」
昌雄が震える声で尋ねました。
「伊藤さゆりさんについて、まだ話していないことを続けて話してもらおうといましてね。」
田健警部はファイルをきながら言いました。
「私はもうっていることは全部話しました。」
「いいえ。まだあなたが隠し続けていることがたくさん残っています。」
田健警部は昌雄の揺れる瞳をまっすぐ見据えました。
「伊藤さゆりがあのたい絶壁で、最の瞬まで守ろうとしたものが体何だったのか、今こそ話していただかなければなりません。」
「何をおっしゃっているのか私にはさっぱり……」
昌雄の顔から血の気が引きました。
「あなたが命がけで隠そうとしたもの。結局伊藤さゆりさんをに追いやった、その秘密のことです。」
田健警部は歩ずつ距を詰め、理な圧力をかけていきました。
「私は本当に何もりません、どうか信じてください。」
昌雄のが抑えきれずに震えました。
「々はあの夜、穂岳で何があったのか全てっています。」
田健警部は声をくしました。
その瞬、昌雄の顔が真っになりました。
「そしてあなたがなぜ対グループから娘さんの術費を受け取ったのかもっています。」
その言葉を聞き、昌雄の瞳が定まらずに激しく震えました。
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