"偽りの夫婦と奇妙な夜の声" 第21話
呼ばなければ私がへそを曲げておを渡さないかもしれないと考えたのだろう。
「そうね。ゆみさんの言う通りだわ。みほさんにも声をかけておくわね。」
義母はにやりと汚い笑みを浮かべて頷き、健も「分かった。俺からみほに言っておく」と同した。
これで悪役は確実に同じ所に集まる。
私は自に戻り弁護士に「ターゲット名の参加が確定しました」とメールを送った。
法事の、私は先の事務所に呼ばれ最終な打ちわせをっていた。
事務の机のには私が集めた数々の証拠と先が調査員を使って集めた裏付け資料が綺麗にファイリングされて並べられていた。
「ゆみさん、提示する証拠の確認をしておきましょう。」先が分いファイルをいた。
「まず第の矢、夫・健さんの貞為と悪の図の証です。」
先が指し示したのは健がみほと緒にモデルルームに入る写真、38万円のジュエリーのレシート、
そしてみほの座へ毎30万円が振り込まれていた証拠だ。
「妻に活費を渡さず、に額な貢ぎ物をし、さらには夫婦の共財産となるべきでマンションを買おうとしていた。
これは言い逃れ能な完全な貞為であり、婚事由として最もいものです。
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」
私は無言で頷いた。
「次に第の矢、義母・佐子さんの活費の横領とモラハラの証。」
義母の部からた裏帳簿の写真、健からの活費を自分の座に入れている通帳のコピー、
そして私への数々の暴言を録音した音声データだ。
「嫁を無の政婦として扱い、息子からの活費を横領していた。
さらに消費者融から250万円の借があることも確認が取れています。彼女は完全にに困っていた。
だからこそあなたの遺産を狙ったが確になります。この借のこと、健さんはっているんでしょうか?」
私が尋ねると先はふっと笑した。
「るはずがありません。エリートを気取っている健さんにとって母親が借まみれだなんてプライドが許さないでしょう。
彼は母親の裏の顔をることになります。」
「そして最の第の矢。」先はあの「活の準備」というグループLINEを撮した画データが入ったUSBメモリーをに取った。
「夫、義母、のが共謀してゆみさんから遺産を奪い取り、精神に追い詰めて無文で追いすという計画をてていた決定な証拠。
これはもう単なる婚トラブルを超えて組織な詐欺まがいの為です。
これをもとに相応以の額を請求できます。」
私は呼吸をした。
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これだけの証拠があれば彼らは絶対に逃げられない。
しかし先はさらに残酷な隠し玉を持っていた。
「ゆみさん、先のメールでお伝えした伊藤みほという女性の本当の姿ですが。」
先は別のファイルから数枚の写真と類を取りした。
「彼女は健さんを騙しています。妊娠は嘘。エコー写真はネットのの画像。
そして彼女は健さんからもらったおを全て宿のホストに貢いでいました。」
先が見せた写真にはみほが若いホストと腕を組んで歩く姿やホストクラブでシャンパンをけている姿がはっきりと映っていた。
「さらに彼女の借についてですが。」先は枚の信用報関の面を指した。
「彼女は過に複数のカードローンを滞納し、現はブラックリストに載っています。
つまり彼女名義でマンションのローンを組むことは100%能です。」
「え、でも彼女は健さんとマンションのモデルルームを見にって……」
「彼女の狙いはローンを組むことではありません。健さんにゆみさんの遺産でを払ってほしい、
残りは私名義でローンを組むからと嘘をつき、あなたから奪った5000万円を健さん経由で受け取り、
そのままホストと緒に逃げるつもりだったのでしょう。」
背筋が凍るような悪魔の計画だった。
健と義母は私を騙しやすい親なしと見し罠にかけた。
しかし、その彼ら自もまたみほという若い女の仕掛けた罠に完全にはまり、を搾り取られようとしていたのだ。
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