"偽りの夫婦と奇妙な夜の声" 第7話
その切なおをこの親子はがりな政婦の資として笑いながら奪い取ろうとしていたのだ。
絶対に許さない。
暗い義母の寝で声にして呟いた。
もう泣いてすがるようない私ではない。
私をとして扱わなかったこの親子に必ず報いを受けさせてやる。
私はスマホを取りし、通帳の全てのページとノートの残酷な記述を枚残らず写真に収めた。
そして全てを元の位置に戻し、鍵をかけてカーディガンのポケットに戻した。
夕方になり、綺麗に髪をセットした義母が嫌で帰ってきた。
「ゆみさん、ただいま。夕飯の支度はできている?」
「はい、お母さん、すぐにお持ちしますね」
私は今までで番自然な笑顔を作って義母を迎えた。
私ののりというをいの底に隠し通すために。
夕、義母はお茶をみながらふといついたように私に言った。
「ねえ、ゆみさん、あなた自分の貯があとししかないって言っていたわよね。
ええ、そうですね。
ご両親がくなったの保険、まだしは残っているんでしょ?
若いあなたが持っていると無駄遣いしてしまうかもしれないから、今のために私が預かって管理してあげるわ。
あなたの通帳と実印を私に渡しなさい」
来た。
ノートにいてあった通りの展だ。
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義母はついに私の命綱である両親の遺産を直接奪いに来たのだ。
私はのでたく笑いながら表面は困ったような顔を作った。
「お母さん、ご親切にありがとうございます。でも所がすぐには分からなくて、実の荷物のにあるとうのでし探すをいただけますか?」
「あら、そうなの、だらしないわね。まあいいわ。見つかったらすぐに持ってくるのよ」
義母は満げにうなずいた。
私が逆らうわけがないと完全になめ切っているのだ。
その夜、健はお呂に入っており、私はリビングで彼の脱ぎ散らかしたスーツを片付けていた。
そのテーブルのに置かれた健のスマホがるっとく震え、画面がるくった。
私は無識にその画面に目を落とした。
ロック画面に表示されていたのはLINEの通メッセージだった。
送信者の名はみほ。
あの振り込み細にあった伊藤美穂だ。
表示されたいメッセージの最初の数を読んで私は自分の目を疑った。
「お母さんの計画通り、そろそろ奥さんの遺産全部こっちに回せそう。くあの女を追いして私とここで……」
そこまで読んだ、ドアがく音がした。
夫と義母だけではない。
あの見らぬ女までが最初から義母と繋がっていて私の全てを奪おうとしている。
私は暗ので静かに、しかし力く拳を握りしめた。
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ゴミ箱ので見つけたさく丸められたエコー写真と産婦科の領収。
伊藤美穂という名と、鮮ながらもしっかりと映るさな命の。
私はそれらを震えるでスマホのカメラに収め、再び元のように丸めてゴミ箱の奥くへと戻した。
臓がたい氷の塊になったようにドクンドクンとい音をてていた。
そうか。
そういうことだったのか。
全ての辻褄がった。
義母の佐子が最になって急に遺産の通帳と実印を渡しなさいと激しくせかしてくるようになった理由。
私への嫌がらせがエスカレートし、くていけと直接な言葉をぶつけてくるようになった理由。
の美穂は健の子供を妊娠したのだ。
だから彼らは焦っている。
お腹がきくなるに私という邪魔者をこのから追いし、同に私の両親が残してくれた遺産を奪い取って美穂と子供のための資にしようとしているのだ。
みほのマンションへ、みほと指輪を見にく。 ページをめくるが止まった。付は私と健が結婚式を挙げるわずか 1 ヶだ。私という婚約者がいながら、別の女と指輪を見にっていたというのか。 さらにページをめくると、帳の裏表側にさく折りたたまれた切れが挟まっているのを見つけた。
広げてみると産の賃貸契約の写しだった。 物件は都内にある級マンション。名義は佐藤健。
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