"19 年間富豪を守り 23 回命を救った俺、退職金たった 3 万円。雇い主のメッセージに全身凍る" 第18話
続いて伊藤からもフレンド申請が届く。 「健君、先ほどは失礼なことを言って申し訳ない。許してくれ」 私は即座に申請を拒否した。きる世界が根本に違うと、これ以交わることはできない。
夜のをゆっくり歩きながら、これからのを考える。に困ることはもうない、だけど私のがだけで完結してはいけない。浩は「自分自のをきろ」と言ってくれた。私自のとは何だ?
19 ボディガードとして過ごし、につけたのは格闘、運転、危察、救急対応といったスキルだけ。昔の私は「何も持たない」だとい込んでいた。だがこれらの能力は無価値なのだろうか?
ふと、昔社が私に話した言葉が蘇る。 あるな企業交渉、彼が倒産寸の企業を買収し成功させたのことだ。 「健、ビジネスとは銃弾のばない戦争だ。そしておが番得なのは、まさに戦いの術だ。最な標を守る方法、リスクを回避する段、隠れた脅威を発見する力。これらはビジネスの世界でも掛け替えのない財産だ」
当の私にはそのが理解できなかったが、今ならはっきりと分かる。 会社をちげよう。セキュリティコンサルティング会社だ。 ただ警備員を配置する凡庸な警備会社ではない。位のが抱える全方位の潜リスクに対応する、最準の全ソリューションを提供する専企業。
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この考えが浮かんだ瞬、のに種が根付き、急速に芽吹く。考えれば考えるほど実現能にえる。私には現の経験、確かなスキル、そして起業のための分な資がある。何より、浩との 19 の絆が私に最の信用保証となる。雇用関係は解消したが、彼が最にくれた言葉と莫な支援が全てを証している。
筋が定まり、迷いは完全に消えた。 スマホを取りし、特定の番号へ話をかける。この番号は、緊急事態以決して使わない連絡先だ。
コールが回鳴り、話が繋がる。 「健さん?」 話の向こうから、若く落ち着いた声が響く。
「俺だ」 「やっと連絡してくれた。引退したと聞いてからずっと話が繋がらず、何かあったのかと配していました」 声にい配が滲む。 彼の名は坂本。自隊特殊部隊代の輩で、退役も付きいが続いた男。格闘、射撃、報分析、全てにおいてトップクラスのエリートだ。
私が社の専属ボディガードに推薦しようと話した際、彼は断った。 「のに自分の命を預けるき方は嫌だ」 その、さな探偵事務所をき、平穏な々を過ごしていた。
「坂本、頼みたいことがある」 「健さん、臭い。何でも話してください」
「会社をちげたい。おの力が必だ。もう度、俺と緒にやってくれないか」
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話の向こうが瞬沈黙する。彼の迷いが伝わってくる。 「坂本、最まで聞いてくれ」私は言葉を遮る。「今回はのために命を捧げる仕事じゃない。自分たちのための事業だ。この業界で最もプロフェッショナルで、世から尊敬される会社を作る。世の連に見せつけてやる、ボディガード、いやセキュリティコンサルタントは具や使用じゃない。々は命を守る守護者であり、価値をみすだと証する」
私の声はきくならないが、言言にい志が宿る。 話越し、坂本の呼吸がし荒くなる。私の言葉が彼の胸のにを灯したのが分かる。
「健さん」 彼が私の名を呼び、声が微かに震える。 「やります。俺、ついてきます」
坂本との通話が終わった、私のむべきは完全に定まった。 その数、私は起業準備に全精力を注ぐ。レンタルオフィスなど借りず、丸の内の流ビルを選ぶ、グループ本社が入居する建物だ。黒のプライベートカードで分のフロア賃料を括払いした、ビル管理責任者の表は、私がつホテルフロントを驚かせたと全く同じだった。
坂本には今の探偵事務所を畳ませ、彼が最も信頼する複数の部を会社に迎え入れる。社名はく考えた末、「鉄壁警備」と名付けた。決して崩れない盾、というだ。
登記続き、オフィス内装デザイン、事務スタッフ採用、全てが順調にむ。
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