みかん小説
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"浴室の鍵" 第10話

それから林先は引きしから1枚の名刺を取りし、私に渡した。

「私の古くからの友で、のトラブルやDV問題にい弁護士がいます。すでに連絡をして事し話しておきました。この診断画を持って彼に相談しなさい。法を守る準備をめるんです」

渡された名刺には法律事務所、誠とかれていた。

林先の優しさとさに私は何度もお辞儀をし、涙が止まらなかった。

無援だとっていた暗に初めて筋の希望のが差し込んだ瞬だった。

昼過ぎにに戻り、母をベッドで休ませた、私は再びパソコンのに座っていた。

元にはもう1つのSDカードがある。

昨夜あまりのショックで見るのをやめてしまったが、脱所のカメラ映像だけではまだ全貌が分からなかったのだ。

私が本当に恐れていたのはあの内鍵がかけられた浴で何が起きていたのかである。

なぜ達也はわざわざ防カメラを設置するほど密を作り、母はあんな奇妙なうめき声をあげていたのか。

私は覚悟を決め、もう1つの防カメラの映像ファイルをダブルクリックした。

数秒、画面に映しされた狂気の景に私は今度こそ臓が止まるほどの絶望をわうことになるのだった。

震える指で私はマウスのボタンをクリックした。

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画面に映しされたのは滴でし曇った浴内の映像だった。

カメラは換気扇の横の角い台から洗い全体をはっきりと捉えていた。

「いや、やめて」

スピーカーから聞こえてきたのは絞りすような母の鳴だった。

映像のの母はたいタイルのに直接座らされ、膝を抱えてガタガタと震えていた。

その背に向かって達也がシャワーのヘッドを向けている。

「ほらおばあちゃん、汚れをしっかり落とさないと。いお湯の方が殺菌効果があるからさ」

達也はそう言ってシャワーの温度設定のダイヤルを赤い印の限界まで勢いよく回した。

そして湯気がち昇るほどの湯を無抵抗な母の背や太ももに容赦なく浴びせたのだ。

「ああ、い、いよ」

くなよ、俺のがかかるだろうが」

母がさに耐えかねてをよじると達也は苛ったように舌打ちをし、シャワーヘッドのい部分で母の肩をく殴りつけた。

ゴツという鈍い音が響き、母は痛みに顔を歪めてにうずくまる。

その瞬、母の体に増えていた自然なあざの理由が完全に私の腑に落ちた。

達也はわざと湯をかけて母をパニックにさせ、暴れる母を抑えつけるという実でに暴力を振っていたのだ。

「やめて、もうやめて」

私はパソコンの画面ので両で自分の顔を覆い、声にならない絶望の叫びをあげていた。

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涙が止めどなく溢れ、息がうまく吸えない。

かつて私が幼い頃、母は狭いアパートの古いお呂でいつも私を膝に乗せ、「ゆみ子はいね」と優しく背を流してくれた。

温かくてきかった母の

その母が今密で自分の孫ほどもれた男からまるでゴミのように扱われ、尊厳をずたずたに踏みにじられている。

「わざときな声でなくね。認症でもい痛みは分かるんだが」

画面のの達也は信じられないた。

彼はポケットから自分のスマートフォンを取りすと、カメラのレンズを怯える母に向け、その苦しむ姿を画で撮し始めたのだ。

「ほら、おばあちゃん、もっとこっち向いてよ。ゆみ子おばさんには見せられない、いい顔してるよ」

達也の角はに吊りがり、その目はいものを痛めつける楽に完全に濁っていた。

「お湯が気持ちよくて声がる」という彼の言葉がどれほど残酷で悪に満ちた嘘だったか。

あの爽やかな笑顔の裏にこれほどまでに見苦しい悪魔が潜んでいたなんて、私は激しい吐き気に襲われ元を抑えた。

嫌悪が込みげ、全からや汗が吹きしている。

今すぐ包丁を握りしめて達也を傷つけてやりたい、そんな恐ろしい衝を駆け巡った。

しかし映像はここで終わりではなかった。

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