みかん小説
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"八年目のインタビュー" 第4話

 

さらに投資信託にも額の資を回している。

純子がいなくなってからの活は、むしろ豊かになっていた。

「偶然か……?」

渡辺は呟く。

しかしの勘が警鐘を鳴らしていた。

さらに調査をめると、奇妙な事実が判する。

保険証の原本が見当たらない。

通常なら自宅保管されているはずだった。

ところが保険会社にもコピーしか残っていなかった。

原本だけが消えている。

誰かがに処分したように。

その夜。

渡辺はで資料を読み返した。

そして枚の写真でが止まった。

失踪に撮された夫婦写真。

笑顔の純子。

しかし隣の正弘は笑っていなかった。

むしろ何かに耐えるような顔だった。

渡辺は写真を見つめながらう。

夫婦のに何があったのか。

答えはまだ見えていない。

事件はわぬ方向からす。

純子の妹・美から連絡が入ったのだ。

「見つけたんです」

警察署に現れた美は、さな段ボール箱を抱えていた。

の押し入れを理していた際に見つかったという。

箱のには古い帳が数冊。

純子の記だった。

渡辺は慎にページをめくる。

そこには失踪直が記されていた。

――正弘と話が通じない。

――退職してからが変わった。

――毎っている。

――おのことばかり。

ページをめくるたびに空気がくなる。

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そして失踪の記述。

渡辺はわず息を止めた。

『もし私に何かあったら、美にこのことを伝えてほしい』

そのにはさらに続きがあった。

『最の正弘が怖い』

斎藤が顔をげる。

「これは……」

記は証拠としてはい。

しかし純子が恐怖をじていた事実はい。

さらに最のページ。

失踪の記録だった。

そこには文だけが残されていた。

、全部終わらせる』

渡辺はしばらく言葉を失った。

婚を決していたのか。

あるいは別のだったのか。

は本しか分からない。

だが確かなことがつある。

純子は自ら失踪する計画をてていたようには見えなかった。

通信会社から詳細な通話データが届いた。

失踪当の午分。

あの謎の話である。

技術解析の結果、たな事実が判した。

発信は自宅固定話ではなかった。

正弘の携帯話だった。

しかも位置報によれば、自宅の庭付から発信されている。

渡辺は資料を見つめる。

「庭……?」

斎藤も首を傾げた。

真夜に庭から妻へ話をかける理由がない。

さらに通話

正弘の携帯は約、自宅敷内を移していた。

そのきが止まる。

分。

完全に通信が途絶えた。

まるで何か作業をしていたようなきだった。

渡辺の脳裏に隣証言が浮かぶ。

――け方にきな物音がした。

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点と点が繋がり始める。

だが決定打はない。

遺体も凶器もしない。

まだ推測の域をなかった。

しかし渡辺は確信し始めていた。

純子はていない。

あの

何かがで起きたのだ。

事件はいもよらない展を迎える。

再捜査始から

警察は裁判所の令状を取得した。

内の捜索である。

ニュースにはまだなっていない。

極秘捜査だった。

鑑識と捜査員が静かに集まる。

正弘は嫌そうな顔でっていた。

「今さら何を調べるんだ」

渡辺は答えない。

庭の角を指差す。

そこには現、物置が建っていた。

だが事件当の航空写真では空きだった。

鑑識がを入れる。

が掘り返されていく。

何もない。

正弘の表に余裕が戻り始める。

「無駄だったな」

しかしそのだった。

作業員の声が響く。

「止めろ!」

全員が振り返る。

からいものが見えていた。

渡辺の臓がきくねる。

鑑識員が慎に掘りめる。

やがて現れたのは――

骨だった。

そのの空気が凍り付く。

正弘の顔から血の気が引いた。

渡辺はその変化を見逃さなかった。

眠っていた事件。

ついに真実への扉がこうとしていた。

掘りされた骨は、鑑識が慎に確認していく。

齢、性別ともに推定が付きました」

渡辺のに響く声。

骨は代女性のものと判断された。

齢、体型、…。

全てが純子に致していた。

正弘の顔が蒼になる。

「これは…いや、違うはずだ」

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