"5万人が称賛する義母の、悪嫁は私だった" 第15話
「靴を脱いで、がってください。話はテーブルでします」
「テーブルだなんて、儀な! 私を誰だとってるの! 亮太の母親よ!」
「ええ、っています。だから呼んだんです」
私の声に微の揺もないことを見て取ると、義母は忌々しそうに舌打ちをし、乱暴にコートを脱ぎ捨ててリビングへとがってきた。
ダイニングテーブルに着いた瞬、義母の線が亮太へ向いた。
「亮太! あなた、母親がこんな侮辱を受けているのに黙っている気!? 朝からThreadsに変なコメントが殺到して、私の番号や所の写真まで晒されそうになってるのよ! 美紀さんに今すぐ警察と役所の話を撤回させなさい!」
切り声が、狭いリビングに反響する。
亮太はを抱え、を塞ぐようにさくを縮めた。
「母さん……もうやめてくれよ……」
「何が『やめてくれ』よ! 私はあなたたちを助けてあげてただけじゃない! 半、週に何も通って、ご飯を作って、オムツを替えて! 謝されることはあっても、こんな犯罪者みたいに扱われる筋いなんてないわ!」
義母はテーブルをバンと叩き、を乗りした。 自分の正義を疑わない、獰猛な瞳。
私はその瞳を、瞬きもせずに見つめ返した。
喉の奥が乾くことも、指先が震えることもなかった。 恐ろしいほどの静寂が、私の考を支配していた。
「お義母さん」
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く、静かな言。 だがその響きだけで、義母の号がピタリと止まった。
私はクリアファイルの最初の枚をめくり、写真を表に向けた。
亮太と義母のLINEのトーク画面。
『実で受け入れないようにしてくれ』 『しくらい怖がらせないと無理よ』 『子供のこと持ちしてもいい?』
義母の線が、その文字を捉えた。 喉仏が、ごくりと自然にする。
「これは、亮太さんのスマートフォンに残っていた記録です」
私は淡々と事実を読みげた。
「あなたが私の父に話をかけ、『育児から逃げようとしている』『実に逃げ込めば親権争いで沼になる』と脅した。すべて、亮太さんと裏で示しわせたでの計画でしたね」
「そ、それは……族の絆を守るために、親として……!」
「私の父は、母がくなってからで暮らしています」
私は義母の苦しい言い訳を、氷のような声で遮った。
「妻をくし、娘の幸せだけを願っていた老に、娘の庭が壊れると嘘を吹き込み、を震えさせて『帰ってくるな』と言わせた。……それが、あなたの言う親ですか?」
義母の唇が、罠にかかった獣のように歪んだ。
「だ、げさね! ちょっと脅かして、実に逃げるのをいとどまらせようとしただけじゃない! 現にあなたは、私の伝いなしじゃ双子を育てられなかったでしょう!?」
「ええ。伝ってもらったことには、謝していました」
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私は躊躇なく認めた。 謝を否定すれば、相はそこをがかりにして論点をすり替える。 事実の台をすべて受け止めたで、急所を突く。
「ご飯を作ってくれたことも、抱っこしてくれたことも、本当にありがたかった。だから私は、あなたを信じていました」
私はファイルをもう枚めくった。 あの夜、私がかつて義母のアカウントに残したコメントの印刷物。
『こんなお義母さんがいたら、お嫁さんは本当に幸せでしょうね』
義母の目が、見かれた。
「これ、私のアカウントです」
義母の息が止まる。
「ヶ、乳腺炎でをして泣いていた夜、私はあなたの投稿を読んで、本気であなたを尊敬し、謝のコメントを残しました。その、あなたは何をいましたか?」
沈黙が、くリビングに落ちる。
「私の必な謝を読んで、嘲笑っていたんでしょう? 愚かな嫁だと見しながら、『私のいがいつかあの子に届くと信じています』なんて返信を打った」
「ち、違うわ……そんなつもりじゃ……」
「じゃあ、なぜですか?」
私は子を引き、義母の目のまで顔をづけた。
「なぜ、自分が辛苦したという事実だけをかなかったんですか? なぜ、私が怠惰で、未熟で、子どもへのがりない母親だと、嘘を交えてまで世界に発信し続けたんですか?」
義母は線を逸らそうとした。
だが、逃げる所はどこにもなかった。
「答えられないでしょう。理由は、単純だからです」
私は義母の胸元を指差した。