"私が外した保証人、身代わりは義母" 第7話
ただね……弘が、から融資を受けるのに、ちょっと協力してほしいって言ってきたのよ』
臓が、嫌な音をててねた。
『の名義をし使うだけだって言うの。「信用補完」とか言ってたかしらね。名義を貸すだけだから、母さんには絶対に迷惑かけない、ただの形式だからサインしてくれって……。由さんも、今の代は差し押さえなんて絶対にないから丈夫ですって太鼓判を押してくれてね』
指先が、急速にたくなっていく。
……やっぱり、そこへったか。
「敏さん」
私は声を段くした。
「実印や印鑑証を、もう弘さんに渡しましたか?」
『え? いや、まだよ。来週、続きの類を持ってくるって言ってたけど』
「絶対に渡してはいけません」
受話器の向こうで、息を呑む気配がした。
「産を信用補完に使うというのは、に対して『息子の会社が倒産したら、このを競売にかけて借を返済してください』と承諾することです。名義を貸すだけなんて続きは、この世にしません」
『な、何言ってるのよ、縁起でもない!』
敏さんの声が、急に甲くなった。
『弘が自分の母親のをそんな危険に晒すわけないでしょ! あなた、自分が捨てられたからって、そうやって弘のを引っ張るような嘘をつくのはやめなさい!』
の奥で、カチリと何かがれる音がした。
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「……そうですか」
『何よ』
「ご自で判断できないなら、弘さんとは利害関係のない弁護士か司法士に相談してください。私はもう、林のではありませんから」
『ちょっと、佳奈さん! 実の息子の頼みなのよ!? 族が信じて支えてあげなくて、誰が支えるっていうのよ!』
「信じることと、の破滅を引き受けることは別です」
乾いた声で、私は告げた。
「私も昔は、あのを信じていました」
返事を待たずに、通話を切った。
スマートフォンの画面を伏せ、暗い井を見つめた。 りよりも先に、底れない寒気がいがってくる。
私に拒絶された500万の資と個保証。 元夫はその穴を埋めるために、い実の母親の老資……あの古い実を、丸ごと代として差しそうとしている。
そして由は、その破滅な暴に「丈夫」と油を注いでいるのだ。
その予は、数に決定な確信へと変わった。
会社の昼休み、個のメールアドレスに通の通が届いた。 差は、元夫の会社が以使っていた厨設計のコンサルタント会社だった。
『林課、ご無汰しております。突然のメールで失礼いたします。 現、御社(株式会社ヒロキ・コンサルティング)がめられている舗プロジェクトについて、林由様より修正事業計画の送付を受けました。
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そこに添付されていた原価シミュレーションと損益分岐点表が、以林課が作成されたフォーマットと数値のままでしたので、のため課が現も本件の監修に入られているのか確認させていただきたく……』
添付されていたPDFファイルをいた瞬、息が止まった。
表には、由がデザインした派なゴールドのロゴ。 だが、その奥にある「業資計画」のページ。
そこには、見覚えのある私の字体を流用したレイアウトが、無残に改ざんされて並んでいた。
『自己資:500万円』 『パートナー資:800万円(材卸・修様)』 『融関融資:2000万円(担保提供:林敏所産による信用補完)』
そして、そのにある注記。
『※担保提供産については、所者より原則取得済。登記続き』
喉がからからに渇いた。
原則、取得済。
敏さんは話で「まだ実印も渡していない」「来週類を持ってくる」と言っていた。 承諾も交わしていない段階で、部の取引先や資者に対して「済」と断言して配っている。
……あの、正気じゃない。
帳の奥に挟んでいた、婚に自分がまとめた事業メモをいた。 最終ページに、私がかつて赤ペンでりきした警告が残っていた。
『個宅を担保としたプロパー融資は。自己資の裏付けなき着は、初で資ショートを引き起こす』
元夫は、何も学んでいなかった。
現実なリスクを計算し直すのではなく、ただ「私」