みかん小説
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"恩人の葬儀の裏で、夫は私の実家に値段をつけていた" 第13話

その滑稽でれな姿を見た瞬、私のにあったの「恐れ」が、完全に消え失せた。

「修さん」

たい声をかけると、夫は弾かれたように振り返った。 充血した目が私を捉え、股で詰め寄ってくる。

「真理子! お、体何の真似だ! 弁護士から切れ枚送りつけてきやがって! 俺たちのを何だとってるんだ!」

修が私の腕を掴もうとを伸ばした瞬、私は歩、ろへ引いた。 そして、受付カウンターに置かれていた防犯用の受話器を指差した。

「触らないで。ここは医療関よ。これ以騒ぐなら、今すぐ警察を呼びます」

「け、警察だと……!? 夫婦の話しいに警察を呼ぶ奴があるか!」

「受任通を読んだでしょう。あなたと私のには、すでに代理弁護士が介入しています。直接の接触は禁じられているはずよ。それに――」

私は待の計を静に見げた。

「ここは私の職です。これ以、患者さんとスタッフに迷惑をかけるなら、あなたの会社の事部にも、受任通の控えと本の防犯カメラの映像を提します」

修の喉仏が、ひくりとねた。 「会社の事」という単語がた途端、夫の勢いが目に見えて萎縮した。 宅設備メーカーの管理職。定を目に控え、関連会社へのりや嘱託再雇用を狙っている男にとって、職の信用を失うことこそが最の急所だった。

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「お……本気なのか……? たかが、あの群馬のボロつのために……連れ添った夫婦を捨てるっていうのか!?」

掠れた声で、修が絞りすように言った。 その目には、りではなく、理解の追いつかない恐怖が浮かんでいた。

私はまっすぐに、夫の目を見据え返した。

「のことだけじゃないわ」

静まり返った待に、私の声だけがく響く。

「私の料を自分の自由にして、私の実をゴミと呼び、私の族のを『仕送りが終わってよかった』と笑った。あなたが、私のを自分の定計画の財布にしてきたことに、私がようやく気づいただけよ」

「ち、違う! あれは言葉のあやだろ! 俺はおの将来のために――」

「もう度と、私のために、なんて言葉を使わないで」

私は背を向けた。

「お引き取りください。次は、弁護士の同席する調のでお会いしましょう」

「真理子! おい、真理子!」

背からの叫び声は、駆けつけた警備員と事務によって遮られた。 自ドアが閉まる音とともに、騒音はざかり、夕暮れのクリニックに再び静寂が戻った。

私のは、歩も震えていなかった。

そこからの決着は、驚くほど徹に、そして迅速にんだ。

修の目論んでいた級シニアマンションの購入は、完全に撤回となった。 私の特財産である群馬のをに組み込めず、さらに私の医師収入を算したシニアローンの事審査も通らなかったためだ。

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期までに付の残額を支払えなかった修は、百万円単位の申込証拠を放棄せざるを得なくなった。

それだけでは終わらなかった。

エステートの営業マン・は、私が県庁の指導課への申してを示唆したことで完全にを引き、修が画策していた「解体業者のキックバック」の話は、修の同期のにも届くこととなった。 会社関係のコネを利用して個な抜きを図ろうとしていたことが見し、夫は職内でも急速に信用を失い、希望していた定の嘱託ポストからされたと、からの噂で聞いた。

收回兜底之后反噬,来得比任何象都自然,也都彻底。 夫を追い詰めたのは私ではない。 あのが、の好と犠牲のに築きげてきた、の丈にわない傲そのものだった。

半。 調を経て、協議婚が正式に成した。

婚姻期に形成された共財産については、弁護士の徹底な調査により、私の与がプールされていた座から正当な取り分をきっちりと回収した。 そしてもちろん、義姉の幸恵さんが残してくれた千百万円の預と、群馬の崎の建物は、円も削られることなく、私の単独所として確定した。

区役所の戸籍課で、しい戸籍謄本を受け取ったの、あののみ。

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