"家計を分けた夫と、義家族の食事代72万円" 第21話
私は、自分のの事については言も話さなかった。
個なトラブルを社内のにさらけすのは、決して好きではなかったからだ。
夕方になり、健は遅く退勤して帰ってきた。
私はすでに自分の夕をべ終えただった。
私はシーフードパスタを作って、美しくべていた。
彼は疲れ切った様子でキッチンへき、蔵庫をけた。
彼の料品であるパンと、ソーセージの切れ端が、番の段にぽつんと置かれていた。
それ以には何もなかった。
彼は仕事のストレスで、帰りに買い物をするのを完全に忘れていたのだ。
彼は再びパンを取りし、かじって、乾いたパンをで無理やり流し込んだ。
私はリビングに座って映画を見ており、彼の方を振り向きもしなかった。
曜、曜、曜も、全く同様の景が繰り返された。
健は適当に事を済ませた。
会社の堂で番いメニューをべるか、退勤途にコンビニで何かを買ってくるか。
あるは、ただパンをかじった。
それにもかかわらず、やコンビニ弁当がなり、1週のに彼は費で3万円以を使ってしまった。
アイロン掛けが自分でできなくて、彼の着るはすべてしわしわだった。
まともに掃除ができなくて、彼のの回りののはめちゃくちゃだった。
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シンクには彼が使った器が積もり、彼は適当に洗ったせいで汚れが落ちていなかった。
半面、私は自分のをき、謳していた。
美しい級料理を作ってべ、会社にき、友達に会った。
私のすべてが良く、さらに素らしかった。
曜の夜、健はもうこれ以できなかった。
に帰ってキッチンにいる私を見た。
私はオレンジの輪切りを添えた、美しい鴨肉のローストを作っていた。
できないほど美しそうな匂いが、キッチンに充満していた。
彼は卓に座り、私がガスコンロので料理の魔法をかける様子を黙って見守っていたが、やがて静かに尋ねた。
「里見、俺とちょっと話せるか?」
私はを止め、彼の方に振り向いた。
「聞いてるわ」
彼はくをげた。
「ごめん。本当にごめん」
彼は涙声で言った。
「俺が、全部悟ったよ。俺が完全に違っていたこと、利己だったこと。君を切にしなかったこと」
彼は言葉を続けた。
「以のように戻りたい。共同活費に。この恐ろしい、分された活がない、平凡な活に」
私はを洗い、布巾で丁寧にを拭きながら、健の向かい側に座った。
「いいわ。でも、私には条件がある」
彼は顔をげた。
「どんなことでもむ」
私は指を折って数えた。
「第に、私がすべての支を引き続き記録するわ。あなたはいつでも、おがどこへくのか見ることができる。
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完全な透性を保つこと」
「同する」
「第に、あなたの族との週末の事は、毎週じゃなくてに2回に減らす。そして、事に必ず私に相談しなきゃいけないわ。どうする?」
「……同する」
「保容器に料理を詰めていくのはなし。ここでべるために料理するのよ。に持っていくためのものじゃない」
「同する」
「これ以、田さんのようなたちの個な助言を、私たち族の問題に持ち込まないで。問題がじたら、のところにかずに、まず私と相談して」
「約束するよ」
私はしばらく彼を見つめながら沈黙した。
そして、最にゆっくりと言った。
「あなたは、私があなたに『養われている客』じゃないってことを、確に認めなきゃいけない」
私は彼の目を覗き込んだ。
「私はパートナーよ。対等なパートナー。私は私たち族に、あなたよりなくなく、むしろもっとく貢献しているわ」
健は泣きそうな顔で何度も頷いた。
「分かった。から分かった」
「ならいいわ。共同活費に戻ろう」
健は勢いよくちがり、私をく抱きしめた。
私はぶりで彼を静かに止めた。
「待って。許しはするけど、忘れることはできないわ」
彼は固まった。
「あのあなたが言った言葉、『私を養うのがうんざりだ』という言葉は、私のに永に残るわ」
「里見、そんな図じゃなかったんだ」
「分かってる。でも言葉はもう吐きされたし。これから私は、いつも覚えているわ」