"もう来るな" 第9話
|指名
がて3目。まだ布団にくるまって寝ていたら、から話が来た。
配してくれたんだとった。甘かった。
「黒田さんが、次はいつ内見できるのかって」
「、私、まだがあるんです。あそこはもう担当しません。歩がいくらよくても嫌です。きしたいので」
話の向こうが、しばらく静かになった。
「黒田さんは、さんじゃなきゃ駄目だって」
「私、会ったこともないんですけど」
「あのと相性がいいんだってさ」
にも別の担当者がいたのかと問い詰めた。い沈黙のあと、は、私で3目だと状した。
最初は隣のの本さん。引き受けて2週もしないうちに交通事故に遭って、今もリハビリをしている。
2目は、うちにいた斉藤さん。1回案内しただけで、翌週には辞めた。自分の荷物も取りに来ていない。
「なんで黙ってたんですか」
「言ったら、引き受けた?」
返す言葉がなかった。
引き受ける。いつもの倍の歩に付けまで付くって言われたら、引き受けるです、私は。
切るに、はもうつ付け加えた。
「さんが2回って、どっちも帰ってからをしたって話はしたんだよ。そしたら黒田さん、なんだか……んでてさ」
そのの午、LINEに友だち追加の通が来た。アイコンはの仏像。名は「黒田」だけだった。
追加すると、すぐにメッセージが来た。
〈さん、2回ったそうですね。あの、何か言ってました?〉
画面を見たまま、背がたくなった。
普通の持ち主なら、内見にった担当者がをしたと聞けば、体は丈夫か、とか、何かあったのか、とか聞くとう。
このは違った。聞いたのは、あのが何かしゃべったかどうか。
あのにいるものがを利くと、っているみたいだった。