"もう来るな" 第4話
|消えないかり
私は笑顔を作って、元に指をてた。しーっ、と🤫
「教えてくれたっていいじゃないですか。ほかに聞いてる、いませんよ」
女性をじっと見た。のにあったのは、つだけ。
私、そんなに舐めていい顔してます?
返事をしないでいたら、さすがに察したのか、女性は3階へがっていった。3階、4階、5階と見終わるころには、もう9かった。
5階から順番に気を消しながらりることにして、お客さんにも、1階まで付きってもらった。
幽霊は信じてないけど、怖いものは怖い。本当にちびりそうだった。
2階までりたところで、主寝の照がおかしくなった。
消して、部をる。すると、つく。
戻って消して、またる。また、つく。
何度やっても同じだった。私は、字架を握っているお客さんを振り返った。
「そこはもう消さなくていいんじゃないですか。、消しに来れば」
さらに、焦った声で言う。
「もう帰りましょうよ」
、あなたも消しに来てくれるんですか!
のでは悪態をつきながらも、結局は緒にりた。1階の気を消して、へた。
入はになっていた。側が鉄の格子戸で、その内側が鍵のかかる引き戸だ。の夜なのに、はまったくなかった。
引き戸を施錠した瞬、台所の奥のトイレの戸が、バタン、と閉まった。
それから、のから男の声がした。
「もう来るな」
「今、何か言いました?」
ヘルメットをかぶっていた女性は、首を振った。
「いえ」
スクーターのエンジンをかけるに、女性はもう度、建物を振り返った。がいた。何か言ったらしいけど、さな声はエンジン音に消された。
あの「もう来るな」は、私に言ったんだとっていた。
あとになって、私だけに言っていたわけじゃないとった。