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"結婚5周年、夫が義妹と泊まった1708号室" 第5話

私は再び画面に目を落とした。

『どうやら、2で分けてんだみたいね』

ゆきから、驚きのマークが連続して送られてきた。

最に、いメッセージが付け加えられていた。

『待ってて。腕のいい弁護士を探すから』

午4になった。

ようやく、術のいドアがいた。

ストレッチャーに乗せられた佐藤ひろしが運びされてきた。

彼のの膝からは、完全に空っぽだった。

鈴が別のストレッチャーでそのろから続いた。

彼女はのように青い顔をしており、ピクリともかなかった。

術を終えた医者が、疲れ切った様子でマスクをした。

「患者は48の観察が必です」

医者は私たち族を見回して告げた。

「警察が事務で、ご族の事聴取を待っています」

佐藤は泣き叫びながら、ひろしのストレッチャーにすがりついた。

私はそのから歩もかなかった。

かつて目惚れした、佐藤ひろしの顔をただ静かにつつめた。

今の彼はまるで枯れのようだった。

酸素マスクには滴がつき、微な呼吸にわせて曇ったり消えたりしていた。

「藤原ゆい!あんたには良ってものがないの!」

佐藤が振り返り、私に向かって切り声をげた。

私はゆっくりとづき、佐藤ひろしの元でを屈めた。

私は彼の元で優しく囁いた。

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「あなた、私たちが初めてデートしたのことを覚えてる?するって言ってたわよね」

私は彼の、失われたの空を軽く撫でた。

「これでおあいこね、佐藤ひろし」

彼の閉じたまぶたが、激しく震え始めた。

命維持装置のモニターの拍数が、瞬にしてねがった。

医者が慌てて駆け寄り、私を彼から引きした。

佐藤の罵声は、病院の根を吹きばすほどの凄まじい勢いだった。

「佐藤さん」

制を着た女性警察官が、メモ帳をにしてづいてきた。

「事聴取をお願いできますか?」

私はく頷き、彼女について事務へ向かった。

途、鈴のベッドの横を通り過ぎる、私はピタリとを止めた。

私はベッドのの彼女を見ろして言った。

「もしこの子が助かっていたら、私をおばさんと呼ぶべきなのか、それともお母さんと呼ぶべきなのかしらね」

鈴はカッと目を見き、その目から絶望の涙が頬を伝って落ちた。

佐藤孝志はベッドの横にち、に打たれたような表で私を見た。

「何の、子供だ?」

私は両でを覆い、わざと驚いたふりをした。

「らなかったの?あなたの奥さん、妊娠8週目だったのよ」

私は護師がにしているカルテを指差した。

「カルテにもいてあるわ。残だけど、今は……」

佐藤孝志は護師からカルテをひったくるように奪い取った。

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彼は3ほど文字を追うと、狂ったように鈴の胸ぐらを掴んで殴りかかった。

「この女!体誰の子を籠ってたんだ!」

現は瞬にして修羅と化した。

護師が鳴をげてナースコールを押し続けた。

屈な警備員たちが駆け込んできて、激する佐藤孝志を無理やり引きした。

鈴はお腹の傷を押さえ、息が詰まるほど激しく泣き叫んでいた。

女性警察官は、目のの惨劇に呆然としてち尽くしていた。

私は彼女の制の袖を軽く引っ張った。

「巡査さん、事聴取にきましょう」

取調のたいパイプ子に座り、私は正直に話した。

夫の浮気に気づいたこと。

りに任せてホテルまで尾し、彼と義妹が部に入るのを見たこと。

腹をてて精力剤をすり替え、2をし苦しめてやろうとったこと。

「でも、こんなな結果になるとはわなかったんです」

私は両で顔を覆い、目を赤くして震える声で言った。

「晩苦しめばいいだけで、を傷つけるつもりはありませんでした」

私は警察官の目を見つめ、涙声で訴えた。

「あれは元々、うちのゴールデンレトリバーの交尾用に用していた薬なんです。獣医さんは、体には無害だと言っていました」

女性警察官は半信半疑の目で私を見た。

「薬の箱はまだありますか?」

私は頷いた。

「にあります。元のパッケージも、詰め替えたものもあります」

私はスマホを取りし、写真のフォルダをいて見せた。

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